日記|ここ最近、日記を書いていない。

徒然草2.0

ここ最近、日記を書いていないので、なんとなくまとめてみる。仕事して、休みの日はどこかへ散歩と買い物に行って、日々を暮らしているだけだ。

遅いインターネット

『遅いインターネット』を読んでいるのだが、宇野常寛のトランプ批判には「結論ありきでは?」という印象を受ける。さいしょからそういう書き方されると読者は既成事実を押し付けられているだけになるんだが。

そんなにバイデンが良かったのか、トランプでは駄目なのか。発言の不誠実さや嘘が、言論人として許せないということなのだろう。あるいは、個人としてのトランプではなく、民主主義のシステムそのものを批判しているのかもしれない。

ただ、どうにも私はこの手の議論というか読み物が苦手だ。『庭の話』は比較的楽しく読めた。あちらは方向性のあるエッセイだったからだろう。どちらも情報空間への言及が主題なのだが、『遅いインターネット』はインターネット批判が少々過剰に感じられ、読み進める気力が削がれていく。

もちろん、インターネットがかつて期待されていたものとは違う形になった、という指摘には頷ける部分もある。しかし、手を変え品を変えて批判を重ねられると、そこまで言う必要があるのかと思ってしまう。批評家は批評することが仕事なのだから仕方ないのかもしれないが。

東京オリンピックに対するオルタナティブの議論についても、話を聞く限りではどこか上滑りしていて、独りよがりとまでは言わないが、少数派の価値観に閉じているように感じられた。正直あまり興味が湧かない。

思想を商売にするのは大変なことだと思う。しかし、その営みだけで人との深い接点を作れるわけでもないだろう。そんな思いが読み進めるほど募っていき、結局「ああ、もういいや」と本を閉じてしまった。

自分でも気が短いのか、単に相性が悪いだけなのかは分からない。どちらでもいいのだが。

『ラーメンと瞑想』も手に取りぱらぱらと眺めてみたが、「商業批評家の到達点がこれなのか」と感じてしまい、少し幻滅してそのまま本を閉じた。

ダイヤモンドシティ

ダイヤモンドシティ――というワードで検索すると、かつて三菱グループが関わっていた大型商業施設の開発会社「ダイヤモンドシティ」の情報がヒットする。名前の由来は単純で、三菱のシンボルマークがダイヤ型だからである。

一方、『Fallout 4』にも同じ名前の街が登場する。ゲーム中でママ・マーフィはこの街を「連邦の偉大な緑の宝石(The Great Green Jewel of the Commonwealth)」と呼ぶ。初めて聞いたときは、「なぜダイヤモンドなのに緑なのだろう?」と少し不思議だった。

理由はすぐ分かった。ダイヤモンドシティは、かつての野球場を巨大な城壁として利用した居住区なのだ。野球場のフィールドは英語で「ダイヤモンド」と呼ばれるため、そこから街の名前が付けられている。さらに、球場の芝生が広がる様子から「緑の宝石」と呼ばれている。なかなか洒落の効いたネーミングだ。

そうなると「宝石の名前が付いた都市や愛称は他にもあるのだろうか?」と気になって調べてみた。

有名な例としては、アメリカの Seattle が「エメラルドシティ(Emerald City)」の愛称で呼ばれている。雨が多く緑豊かな土地柄から付いた呼び名だそうだ。私は最近まで知らなかった。

また、ゲームの世界では『ポケットモンスター ルビー・サファイア』にルネシティやカイナシティなど宝石モチーフの名前が散見される。

考えてみると都市の愛称には「宝石」がよく使われる。ニューヨークが「ビッグアップル」、パリが「光の都」と呼ばれるように、土地の特徴や人々の理想を象徴する言葉が選ばれる。その中でも宝石は、「価値がある」「輝いている」「特別な場所だ」というイメージを手軽に伝えられる便利な比喩なのだろう。

そう考えると、ダイヤモンドシティという名前も単なる思いつきではなく、「ここがこの世界で最も価値のある場所だ」という住民たちの自負を表した名前なのかもしれない。

職業訓練のボランティア

小学生向けの職業体験イベントでボランティアをした。

詳しい内容は伏せるが、そのイベントでは参加する小学生たちが街の運営を担う。お店での接客や掃除、営業活動、配達はもちろん、契約の締結、請求書の発行、支払い、資金調達、消費活動まで、社会や経済を回すための一連の活動を実際に体験できる仕組みになっていた。

これで本当に「責任を持って社会を回す体験」になったのかは分からない。しかし、社会のさまざまな役割を一通り経験できるという点では、とても面白い取り組みだと思った。

というのも、私は以前から「子どものうちに社会の仕組みを一通り体験できたら良いのではないか」と考えていたからだ。そういう意味では、自分が漠然と思い描いていたものが、ある程度実現されている場を目にできたのは興味深かった。

欲を言えば、こうした取り組みを一度きりのイベントで終わらせるのではなく、継続的に運営して小さな経済圏のようなものを作れたら、さらに面白くなるのではないかと思う。子どもたち自身が試行錯誤しながら社会や経済の仕組みを学べる場として、より深みが出てくる気がする。

徒然草2.0
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