「今年死ねば来年は、もう死なない」は、ヘンリー四世というシェイクスピアの戯曲に出てきた言葉らしい。
村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』に出てきた。『ヘンリー四世』では戦争に行く話なので、そういうセリフになったようだが、「今日死ねば、明日以降は死なずに済む」と言ったほうがシンプルで切迫感があるけどなあ。
というわけで、100ページぐらい読んだ。2つの話が並行して進むストーリー。
「世界の終わり」は、記憶や影を失った主人公が、不思議な国で古い夢を見る仕事をしている。そこには一角獣の群れが住んでいる。
その一方、「ハードボイルド・ワンダーランド」では、計算士として国家のために特殊な仕事をしている。国家公認の元計算士が野良になると、非合法な記号士となり、計算士を狙う存在になる。やみくろという謎の存在も記号士と組んだエネミーになるらしい。
主人公は、音を研究する老生物学者の仕事を手伝い、そのお土産として獣の頭骨をもらう。老人は音を抜いて消音にできるスキルがあり、それが世界を終わらせるくらいヤバい研究らしい。
おそらくだが…どうやら、「ハードボイルド・ワンダーランド」のあとに「世界の終わり」が終わるっぽい。
また、「世界の終わり」で主人公が失った影が、「ハードボイルド・ワンダーランド」のたぶんやみくろらしい。
「世界の終わり」に出てきた金色の一角獣が、「ハードボイルド・ワンダーランド」で主人公が老生物学者から受け取った獣の頭骨であるらしい。
あとは、仕事の合間にどちらもコーヒーを飲む。
ほかにも何か読み取れていないことがあるのかもしれないし、私の思い違いなのかもしれないが、今のところ、それくらいの情報しかないような。。。
「ハードボイルド・ワンダーランド」の世界で記憶を失った主人公が、「世界の終わり」の主人公と同じ人物なのだと思っているが、ぜんぜん違うのかもしれない。
老生物学者の研究によって、記号士の非合法かつ反国家的な組織が「音の秘密」を手に入れ、主人公は計算士として失脚してしまった、ということなのだろうか。
自分も「平行世界っぽいものを描いてみよう!」と、なんとなく村上春樹なノリで描いてみたのだけど、そもそも2つの世界をどうつなげるのかわかっていない。
オチを決めていないのに書き始めたところで、あと付けで無理やりつなげるしかないので、よく考えたら無謀なことをしているなと。
まあでも、ジャンプの連載漫画は終わりのイメージがまったくないまま見切り発車するし、小説の場合もそれとなく大枠を決めておけば別にいいよね、という気はする。
ただ、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』がどういう終わらせ方をするのか知らなければ、真似すらできていないことになる(汗)。

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