私は地方都市や田舎の方に行きたい質ではあるけど、この藻谷浩介って人が最初に言っていることはよくわからない。【人口減少で地方消滅?】東京の人口増は幻⁉︎ 増えているのは75歳以上だけ/出生数は80年前の4分の1/日本の価値は地方都市にあり【藻谷浩介×野沢春日①】
「東京の人はホームセンターの楽しさを知らない」と言っている。
でも、環七の内側には道の駅こそないものの、産直野菜の販売所や各地のアンテナショップ、ホームセンターなら探せばいくらでもある。もちろん地方にあるものがすべて手に入るわけではありませんが、大きな駅では地方物産展やフェアも頻繁に開かれている。世界中や日本各地のものを、少し足を延ばせば手に入れられる。そう考えると、東京ほど便利な場所もそう多くないでしょう。
著者は渋谷区に住んでいたそうですが、休日は渋谷区の外へ出なかったのでしょうか。地方の魅力を語ること自体は構いませんが、不自然に地方ばかり持ち上げる論調には、以前から少し違和感があります。余計なことを言わなければ、もっと素直に話を聞けるのになと思ってしまいます。
もっとも、これはこの人に限った話ではありません。SNSでも「地方最高」と田舎自慢を繰り返す人を見かけますが、「それをわざわざ東京の人に言う理由は何だろう」と首をかしげてしまうことがあります。地方コンプレックスの裏返しなのか、それとも別の理由があるのでしょうか。……まあ、この一言は余計だったかもしれません。
藻谷浩介は、いわゆる「Somewhere(特定の土地に根を張る人)」というより、「Anywhere(場所に縛られず移動できる人)」に近いように思えます。「数年住んで合わなければ、2~3年で売って引っ越せばいい」という発想は、身軽に動ける立場だからこそ言えること。一般の人がそのまま参考にするのは、あまり現実的ではないでしょう。
一方、後半は興味深い内容だった。東京では75歳以上の人口が増え続ける一方、地方では高齢者人口が減り、福祉費用も下がるという指摘。ただ、ここで重要なのは、生産年齢人口が増えるのか減るのかではないでしょうか。福祉費用だけを見ても、負担する側の人口が減れば、住民一人当たりの負担率は変わってきます。この点を抜きに移住先を判断するのは危険だと思います。
もちろん、秋田や熊本の地方都市へ移住すべきではないと言いたいわけではありません。ただ、このデータだけを根拠に移住を勧めるのは少し乱暴でしょう。
個人的には、東京へアクセスしやすく、それでいて地方都市のような暮らしやすさもある場所が現実的だと思います。価格はかなり上がってしまいましたが、横浜のようなエリアや、東京近郊の神奈川・埼玉・千葉、あるいは東京西部なども選択肢になる。
結局のところ、大切なのは「東京か地方か」という二択ではなく、自分の価値観やライフスタイルに合った場所を選ぶことではないか。
コメント
〉地方コンプレックス意外になにかそれ言う理由あるんですか?と首をもたげざるを得ない
首をかしげざるを得ない
の間違いでは…?
修正しました。