こんにちは。ロングスリーパーのgomiryoです。
私はこれまで、睡眠における物理時間と体感時間の乖離について、長年にわたり独自の研究を続けてきました。
「1日は24時間しかないのに、1日30時間眠るとはどういうことなのか?」
そう疑問に思われた方もいるでしょう。その違和感は、おそらく正しいです。
1日は24時間です。ストップウォッチで24時間覚醒したまま厳密に計測したことはありませんが、たぶん正しい。
しかし、ここで重要なのは物理時間と体感時間を混同してはならないということです。
たとえば、「3時間くらい眠ったつもりだったのに、実際には1時間しか経っていなかった」という経験は誰にでもあるでしょう。もちろん、その逆もありますが、そこはいったん置いておきます。
重要なのは、同じ物理時間であっても、その時間をどのように体験するかによって、主観的な時間量は変化しうるということです。
私はこの原理を応用し、睡眠における体感時間を拡張することで、短時間の睡眠から長時間睡眠に相当する満足感を得る技術を体系化してきました。
これが、いわゆる「30時間睡眠」の基礎理論です。
もちろん、物理的に30時間寝るわけではありません。
10時間の睡眠から30時間分の睡眠体験を得る。
それが本技術の核心です。
そして私は、この技術を単なる個人的な睡眠法にとどめず、長年にわたる研究と教育的指導を通じて、多くの人々に伝えてきました。
ところが、ここで一つ大きな問題が発生しました。
私が本来、「1時間を3時間にして睡眠を楽しむため」に開発した体感時間拡張技術を、ある人物が30分で3時間の睡眠効果が得られるがゆえに「1日30分の睡眠にする技術」として転用し始めたのです。
すなわち、ロングスリーパーのために生み出された技術を、ショートスリーパー化のために利用するという、いわば理論の逆輸入が行われています。
これは技術的には興味深い現象です。しかし、私はここで明確に申し上げておきたい。
やめたほうがいい。
そもそも私の技術は、睡眠を削るために存在するものではありません。
眠ることを増やすために存在するものです。
体感時間を拡張できるのであれば、それを「もっと眠らなくても大丈夫」という方向に利用するのではなく、「もっと眠ったことにする」という方向に利用していただきたい。
これは単なる思想の違いではありません。
睡眠とは、単純に「時間を消費する行為」ではなく、身体的・精神的な回復を伴う重要な生活行為だからです。
たしかに、理論上は1時間の睡眠を3時間相当に感じることができるのであれば、その逆も可能で睡眠時間が減らせるでしょう。
しかし、
「できる」と「やるべき」は違います。
ここを混同してはいけません。
30分睡眠でも問題なく生活できる方について、私は何も申し上げません。私の技術を悪用すればそれも一時的には可能であることは、私が一番よく知っています。
しかし、睡眠時間を極端に短縮した結果、
- なぜか怒りっぽくなる
- 目が異様にギラギラする
- 判断を誤る
- 人生における重要な選択を間違える
- 周囲との人間関係が悪化する
- 最終的に精神的・身体的な不調へ至る
という事態が発生した場合、それは「睡眠効率が上がった」と評価するべきなのでしょうか。
私はそうは思いません。
むしろ、それは体感時間拡張技術の本来の理念からの逸脱です。
人生とは、起きている時間を最大化する競争ではありません。
眠る時間もまた人生です。
みんなが5~8時間程度しか眠っていない中で、自分だけ30時間分の睡眠を体験できる。
そこには、効率化とは異なる価値があります。
本来は睡眠は安心感と充足感。そして何より、
「自分はこんなに眠れている」という圧倒的なお得感。
私はこれこそが、本来のロングスリーパー技術が人間にもたらすべき幸福なのだと考えています。
したがって、かつて私から学んだ技術を現在「1日30分睡眠」などのショートスリーパー化に応用している方に対して、私はここに正式に声明を発表します。
どうか、やめてください。
あなたが手にしたのは、睡眠を奪う技術ではありません。
睡眠を増やす技術です。
1時間を3時間にする技術を、3時間を1時間にするために使う必要はありません。
それは、せっかく開発した布団を、寝るためではなく畳むために使うようなものです。
人生には、もっと眠っていい時間があります。
そして私は、その時間を守りたい。
…なお、本声明は医学的助言を目的とするものではありません。
また、私が20年間現役の無免許医として治療・研究・教育的指導に携わってきたという事実については、各自の良識に基づいてご判断ください。
体感時間は、物理時間を削るためではなく、体感時間を拡張して人生を豊かにするためにある。
これが、30時間睡眠学における私の基本的立場です。
2026年8月10日 30時間睡眠後の朝に執筆

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