Amazonプライムで『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観た。
音声が小さくて聞き取りづらく、細かい部分は雰囲気で追った程度なので、ほぼネタバレなしの感想ではあるけど、ネタばれがいやなら読まないで。
一言で言えば、悪く言えば地味で少し退屈。
逆に、SFらしい設定を「そういう世界なんだ」と受け入れられる人なら、楽しめる作品かもしれない。
地球を氷河期化させる微生物や、アルゴンを固定化する技術を持つ知的生命体など、かなり世の中的には仮説的な設定が軸になっているので、そのあたりをリアルとして飲み込めるかどうかで評価が変わりそう。
ただ、自分は知的生命体とのコミュニケーション描写については、例えば『寄生獣』のミギーのほうがずっとリアリティを感じた。
「そこはさすがに都合が良すぎるやろ?」と思う場面が、探そうと思えばいくらでも見つかる。
あとは、ひたすらライアン・ゴズリングの演技を眺める映画。
別にこの人じゃなくてもよかったよなと思ってしまった。
ライアン・ゴズリングの推しなら最高の映画で、そうじゃないなら「うーん」って感じだろう。
この手の作品は、アイデアと脚本次第では昔の『スタートレック』のように低予算でも十分成立しそうだと思った。
…というわけで、可もなく不可もなく最後まで観られはしたという意味では評価は悪くはないのだが…見る前から「世間で言われるほどではないんじゃないか」と思っていたが、自分の印象としては案の定そのとおりだったので期待を悪い意味で裏切ってくれなかった。
小島秀夫が絶賛していた時点で、「ああ、ああいうタイプの臭い感じの作品なんだろうな」とは何となく想像していた。
ちなみに、「ヘイル・メアリー(Hail Mary)」は「アヴェ・マリア」に由来し、「神頼み」や「最後の望み」といった意味らしい。
さいごにこれだけは言わせて。
ロッキーの母星を「エイドリアン」と呼ぶことにして「おお、いいね!」とはならないだろう…。なんで共感とか軽いノリとか自己犠牲とかいうわかりやすい性格なんだよ。中の人にんげんだろ絶対。あ、わかった。ほんとうはロッキーなんかいない、グレイスが生成AIでつくった虚構なんだよ。…勝手にそう思うことにしたわ。
映画全体…コメディではないから笑う場面はないのかもしれないが、笑うところなのかよくわからないまま淡々と話しが進む。それだけ。


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