戯言|おかんとむすこが、向こうから歩いてきた話。

徒然草2.0

歩道のずっと向こうから「おかんとむすこ」らしき人が歩いてくる。

⋯おかんは息子より顔1つ分は背が低くて手を引いてもらっている。

かなり高齢で動きが遅いのかな。介護とか⋯病院の付き添いだろうか。

白い割烹着みたいな服を着ていて、髪を後ろよりややうえに一本で束ねている。

息子は、黒い服をきてわりとガタイはいいほうだ。

いや、もしかしたら⋯おかんが息子の手を引っ張っている感じなのかもしれない。

こちらに近づくにつれて、そんな風にも見えてきた。

息子が障害者か何かで、おかんがその手をひいている感じかな?

ふいにおかんが道路に飛び出て、息子の手を引っ張っている。

あんな体の大きい息子さんを引っ張って、大変だなぁと思ったところ、

おかんは矍鑠(かくしゃく)した様子で足が短いながらもしっかり歩いていらっしゃる、と思ったら、遠くからババ臭い格好に見えただけで若い小太りの女性であった。

⋯ということは、おかんとむすこではなく、若いカップルと認識するのが正しそうだ。

女の子が男の子の手をひいて歩いているだけだった。

白い割烹着みたいな⋯ふわっとした感じの服を着ていたせいで、若い子みたいな感じがしなかった⋯まあ、服が悪いわけじゃないけれど、遠くから見たらボディラインわからなければ、婆さんも若い女も変わらないフォルムだし、しょうがないよね。

⋯という、見ていたものが2転3転する奇妙なカップルに出会った。

たまに若いカップルだと思ったら、おばちゃんおじちゃんだったってのもあるけれど、逆パターンもあるんだなと思ってびっくりした。

まあでもこれって、私の認知力が落ちているとか思い込みが激しいって部分だと思うので、これで近所で「むすことおかん」と思って「息子さん偉いねえ」って話しかけたら実は「カップル」でしたみたいなオチも全然あるよなあ⋯それはまずいと思うと、自分の認知能力のいい加減さにゾッとした。

うかつに目に入るものあれこれ自分で解釈して、それについて言及しないほうがいいのかもしれない。

徒然草2.0
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