戯言|なぜ世界はスーパーフラットではないのか、そして人類はなぜスーパーフラットに近づけようとしないのか。

徒然草2.0

スーパーフラットとは?

マイクラ(Minecraft)の「スーパーフラット」は、起伏がなく完全に平坦な地形でワールドを作成するモードです。建築、レッドストーン回路の検証、サバイバル練習に最適です。ワールド作成時に「設定」から簡単に作成可能で、クリエイティブモードやピースフルモードと組み合わせると便利です。

マイクラに「スーパーフラット」というモードがある。

地平線まで真っ平らな世界だ。山も谷もない。

これは純粋に建築を楽しみたい人向けのモードで、整地せずに巨大建築を作れる。

実際、サバイバルで街づくりを始めると、最初にぶつかるのは「整地がしんどい」という問題だったりする。

大都市を作ろうとすればするほど、丘を削り、谷を埋める作業が延々と続く。

⋯しかし人は途中で気づく。

「あれ? これ、地形そのまま使ったほうが楽では?」

絶壁に横穴を掘れば、それだけでゾンビを防げる洞窟住居になる。
1マス掘れば夜をしのげるし、2マス掘ってベッドを置けばもう家だ。

だから多くの人は、完全な平地都市を諦める。起伏を利用して街を作る方向へ妥協する。

……ところが、しばらく遊んでいると、今度は逆に「平地の快適さ」に取り憑かれる自分を発見する。

段差がないと歩きやすい。
見通しが良い。
道も区画整理もしやすい。
人工的で無機質だが、スーパーフラットは合理的だ。

だから今度は、海を埋め立てたり、丘を削ったりして、少しずつ「平面」を拡張し始める。

世界をスーパーフラットへ近づけたくなる。

現実でも同じで、大都市はだいたい平野と川沿いに存在する。

ならば人類は、もっと徹底的に山を削り、世界を平坦化して都市を拡張していけばいいのではないか――そんな妄想に時々取り憑かれる。

もちろん、実際にはそうならない。

山には水源があり、森林があり、地形そのものが資源でもある。

削るコストも莫大だし、土砂災害の危険も増える。

そもそも人類は、世界を完全に人工化するより、「住める場所を見つけて適応する」方向で文明を作ってきた。

だからスーパーフラット化は、ゲーム的合理性では強いが、現実文明としてはかなり危うい発想なのだと思う。

それでもなお、「もっと平らにできるのでは?」「もっと人工的に整理できるのでは?」という妄想に惹かれる。

これは何なのだろう。

都市を作りたいという欲望というより、世界そのものを“管理可能な形”へ変えたい欲望なのかもしれないが⋯。

平地は作る意外にも維持コストがかかる面もあり、そんな簡単な話ではないようだ。

徒然草2.0
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