ケイン「君の支援があったから、魔王を倒すことができた」
エイブル「いや、君の勇気と機転があったからに他ならない」
ケイン「そうか、では僕らの友情により魔王は倒れたのだ」
エイブル「…そんなことより、この先の王の間に姫がいるはずだ」
ケイン「だが、今こんなことを言うのもあれだが」
エイブル「わかってる。姫は君を愛してる。次の王は君だ」
ケイン「しかし、君には王になる夢があったはずだ」
エイブル「それならば、儀式に沿って”決闘”すればいい」
剣を抜くエイブル、それに呼応して剣を抜くケイン。
ケイン「私は、君との友情を守るために全力で戦うぞ!」
エイブル「ああ、望むところだ!!」
間合いを詰める…一閃。エイブルの手から剣が落ちる。
エイブル「…お前の勝ちだ。姫のもとへ行くがいい」
ケイン「おかしい。君の方が剣の腕は上だったはずだ」
エイブル「運命は君が王になることを選んだ」
ケイン「…わかった。それなら僕はいくぞ!」
エイブル「ああ。そうするがいいさ」
ケイン「(君は友情を守るために、僕にわざと負けたに違いない)」
エイブル「(こいつバカだから、友情・権力・愛すべてを手に入れたと思っているんだろうけど、ちょろいわ)」
エイブルを残し、姫が待つ王の間に向かうケイン。
…その途中、落とし穴でケインが絶命したという記録は残っていない。
エイブル王 誕生! 万歳!


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