日記|映画「むこうぶち2」を見ている…加勢大周かっこいいのに。

徒然草2.0

映画(ドラマ?)の『むこうぶち2 ~鬼の棲む荒野~』を見ている。

今回はバブル全盛期の不動産屋、野心家の江崎が主人公。演じるのは加勢大周。地価が上がり続ける時代に不動産を扱い、客への接待麻雀をこなしつつ、自分でも高レート麻雀で勝ち続けている。安永や傀にも腕を認められる腕前。傀を倒すため、わざと負けて傀の癖を探る、計算高い人物だが…最後は自分から傀に勝負を仕掛けて破滅する。『むこうぶち』の典型的な話だ。自信のある男が傀に挑み、最初はそれなりに戦える。しかし傀はその人間の欲や性格まで含めて卓上で食って「御無礼(ロン)」。

ただ今回見ていて気になったのは、江崎があまり「追い込まれて破滅した」という感じがしない。もっと内容がエグくてもよかったのでは。

江崎は不動産屋として商才もあり、麻雀でも一晩に数百万円を動かせる人物。そんな男が横浜で数千万円単位の負けを出したからといって、いきなり人生そのものが終わってしまうように描かれると、金額と破滅の重さが釣り合っていない。舞台はバブル期、江崎は不動産を扱っている。地価が上がり続ける時代に、金を作る能力そのものは持っている。「傀に負けたことで、自分の中の何かが折れた」と考えたということなのかもしれないが。(ただ、原作だと江崎は執念深く傀にいどむらしいが)

映画の作りが、古畑任三郎に少し似ているのかも。犯人を追い詰めて破滅させる刑事の話だが、犯人役そのものを魅力的に見せることに重きを置いている。今回の江崎も、傀に食われる獲物というより、加勢大周を見せるための主人公としてかなり立てられていた?と言う意味ではゲストなのかな。

実際、甘いマスクの昭和のイケメンという感じで、男の自分が見ても「加勢大周、かっこいいな」と思ってしまう。そこまで考えると、この妙に江崎に余裕を持たせた演出も、単なる破滅劇としてではなく、江崎というキャラクターを格好よく見せるためだったのかもしれない。まあ、実際の制作意図までは分からないけど。

ただ、加勢大周は覚せい剤所持とかでパクられ俳優業を引退してしまったらしい。なんだか残念だな。

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