戯言。ゆとりある正義。ゆとりある不親切。

徒然草2.0

ワンピースの303話に出てきた海軍を描いた表紙絵に「ゆとりある正義」と書いてあった。窮屈な正義よりはずっといい気がする「ゆとりある正義」

子どもが補助輪で坂道を登っていた。ペダルから足を滑らして中々前に進まない。後ろからおじさんが押してやろうかね?と思ったが、いらねーお節介だと思って見て見ぬふりをした。言葉に何でも「ゆとりある」って付けたら面白いかもしれない。

温かい言葉で言えば、見守っていたと言ってもいいかもしれないが。さっさと通り過ぎた。本人の力で登ることに意味があるとか意義なんてどうでもいい、彼の選択で坂道を登っているわけで大人が助ける通りはないし、別に助けられたくないと思っているかもしれない。ほおって置くのが一番だと思った。少なくとも私は押されたくないし押されて「ありがとう」って言うのも違う気がする。

「ゆとりある不親切」みたいな。

野球のグランドの廻り散歩していたら草野球をしていた少年たちのボールがちょうど私の足元に転がってきた。さっさと拾って投げ返せば効率がいいし、間違いなく親切なおじさんであるのだが、でもボールを拾うのはノックしたボールをキャッチできなかった者の罰みたいなもので、ボールあるところまで駆け寄るまでが野球じゃねーの?俺が助ける義理がない。罰をなんで一緒に受けなあかんの?ということで何もせずに無視することにした。なんかしらないけどボールが転がってきたら投げて上げるのが世の中的には親切みたいだけど、あれって「やらなくてよくね?」と思っています。別に助けなくても人が致命的なダメージを受けるわけじゃないし。

「ゆとりある不親切」みたいな。

 

去り際に少年と目があった。

「とってくれればいいのに」と言われた気がした。

嫌な気分になった。

徒然草2.0
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