【戯言】自由に使って良いものは、無料なようで無料ではない

徒然草2.0

ご自由にお使いください。

というオープンソースプログラムがあった時、

それは、お金を支払わずに使えるが無料ではない。

無料ではないというのは、使う人がお金を払わなければいけないという意味ではなく、

1.そのオープンソースプログラムが生まれるまでにたくさんの時間がかかっている。

それに加えて、これがもしソフトウェア=デジタルなものではなく、物質的なものだったら、当然ながら、

2.使用する量には良識的な限度がある。

いや、ソフトウェアであっても、常識的な使い方をしないと危ういかもしれない。

高可用性や高負荷下の環境で使っても保証されない。という意味では、自己責任で使用するしか無い。

広く使われていたJavaのlog4jもメンテナンスをしている人への配慮がなされていない。

Apache Log4j の脆弱性対策について(CVE-2021-44228)

企業がバグの修正を半ば義務であるかのようにオープンソースプログラムを提供している人物に迫ることもあるそうだ。

高額なメンテナンス費用をくれたら対応しますと回答するより他にない。

早い話が無料で使えるものには、必ず無料で使えるように提供してくれている人がいるという

有り難さを忘れてしまっている。

無料なものを受け取ると「断れなくなる」というデメリットもあるが、これもまた背後に人がいるゆえの恐ろしさである。

そういった二重の意味で、無料のものなどない。

徒然草2.0
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