戯言。生産管理の定義。生産計画の定義。というか、なんとか管理という言葉が多すぎる。

徒然草2.0

製造業には「◯◯管理」「〇〇計画」という言葉が多く、その定義が非常にわかりにくい。例えば、生産管理という言葉には、作業管理と工程管理と品質管理が含まれている。Webで調べてもそのへんの細かい分類というか定義が明確に書いていない。なぜだろう?…とりあえず、そのあたりの業務知識がなさすぎることに最近きがついたので、個人的にそのへんのことをまとめている。Googleの画像検索で山ほど出てくる「SAPよりうちのパッケージが優れている!」的な資料を眺めて、共通情報を抜き出していけば、何か見えてくる気がする(気がしただけで、実際はなんの身についていない気もする)。

昔の生産管理

日本の製造業はアメリカ式の科学的な生産管理を輸入したが、今日では差別化が難しくなっている。おおよそ以下の構成になっている↓

(旧)生産管理
・作業管理
・工程管理
・品質管理

今日では、このようなシンプルな生産管理の構成のシステムなどはなく、「現代の生産管理」をベースにしたシステム構成になっている。が、そのへんの枝葉末節は会社によりまちまちで違うのだろう。

現在の生産管理

(新)生産管理
・計画管理 / 原価管理
・実行管理(工程管理 / 製造管理(作業管理 / 品質管理))
・+α その他の現場改善

現在の生産管理はむかしの生産管理に比べて拡張されており生産活動全体を俯瞰するようになっている。全体の計画=計画管理、材料の値段に関する原価管理、それらが上手く実行できるかどうかについての実行管理。

その中に工程管理と製造管理がある。製造管理の中に作業管理と品質管理が含まれている。

生産管理の業務フロー

需要予想→生産計画→調達購買→工程管理→品質管理→在庫管理

販売を担う組織があれば、販売管理がある。

販売管理には、受注管理、出荷管理、売上管理がある。

原料や部品の発注について言えば、購買管理がある。

購買管理には、発注管理、入荷管理、仕入管理がある。

その他

・原価管理を製造管理の中に含めることがある。というより購買というものがよくわかっていなかった(販売と購買の区別がついていなかった)高校の時にあった購買部のイメージ。材料や部品の購買を担う部門について調べていると(経営の数値を担うという意味で)非常に重要な仕事をしている。なにかの会社の購買部に就職したあのひと元気かな。

EDI(電子データ交換)という言葉について知らなかった。いや、たぶん業務システムの改修に携わる傍らで間接的には関わってはいるが、「EDIどうしましょうか?」なんて言うのかな?言わないんじゃないかな。

その他の製造業に関する言葉

生産計画

生産に関わる計画のことなので、人によって定義が異なる。生産に関わるすべての計画のこと。

生販在計画

生販在計画…そのまま言葉に出したら性犯罪計画という響きになりヤバいですが、生産=Production販売=Sales(販売)、在庫=Inventoryの頭文字を取ってつけた言葉のようでPSI計画とも言われる。計画管理されるものの1つ。かんたんに言えばいくつ在庫を持つのかを明らかにすること。

実行管理

実際に生産管理を行うにあたり生産の標準に従わせること。また、進捗管理や実績管理を行うこと。

 

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