戯言。プログラミングが別に好きなのではなく。

徒然草2.0

十数年やっているが「プログラミングが好きか」と問われると、けして即答できない。

嫌いか?と言われればそうではないと答えられる。

まあ言ってしまえばプログラミングは手段であって、それそのものが嫌いとか好きとかいう感情を持つこと自体がナンセンスだとは思うが。まあ、そう言ってしまっては話が続かないのでこのへんにしておくが…

…仕事におけるプログラミングは、すべてがすべてではないけれど、時間で言えばせいぜい1,2割ぐらいの期間しか楽しくない気がする。

楽しいと思う時は…ゴールが見えており、頭が明瞭というかプロセスが描けている時で、ちょっとだけアドレナリンが出ているというか少しの興奮状態にある時くらい。

だいたい疲れてくると眠い。朝は眠い。いんや、眠いというかやる気がなくて、脳内物質が正常に出ていないという感じ。自分の感覚から言って、面倒な仕事である時はもう逃げ出したい。コードを頭から読んで、解析せねばどこをどうするのが正しいか分からなくて、工数が分からないのに工数が決まっている時は、大変しんどい。

よくよく考えると自分はプログラミングが好きなのではない。

作るのは楽しい時も苦しい時もある。言葉では言い表しにくいが、整然と並んで動いているモノが好きなだけなのかもしれない。それを作り出す手段としてのプログラミングが好きなだけ。

…となれば、例えば昨今のモダンな技術とやらにはまーったく興味がない(職業人として終わっている!)一人で動かして満足ができるミニマムな模型のようなものを作り出している感覚が好きなだけ。

エンジニアリング(工学)というよりは、クラフト(手工業/手芸)に興味があるだけなのかもしれない。となると、大きいものを作るのが不得意だ。

…プログラミングにおいても細部を気にするからこそ、大規模なシステムでの性能を上げられるという利点は、技巧的な取り組み自体が評価されることもあるにはあるが、マシンを並べて負荷分散させる力技のクラウドコンピューティングが評価される時代にはビジネススキルとしては微妙。言ってしまえばじゃあ細かい作業が得意で器用か?と言われれば全然器用じゃない。

自分の場合はもうちょっとそういう技巧とは違って、折り紙みたいな単調すぎないものをひたすら作っていたいだけなのかもしれない。

そうなるとほんと現代の仕事に向いていない体質だな(苦笑)…と改めて自覚する。

…さて、どうするか。

徒然草2.0
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