戯言。「マンガでよくわかる 教える技術」がためになるしおもしろい

徒然草2.0

漫画なので情報量は少ないが…エッセンスがつまっている。

80%の普通の部下やアルバイトやパートさん

を対象にして、うまく仕事を教えて成果を出してもらう方法が、

非常にコンパクトにまとまっていて、「これは面白い」と思った。

(この漫画がアパレル系のショップなので教える相手がアルバイトだっただけで、別に対象は誰でもいい。部下でも子どもでも基本は同じ)

…こんなに「うまくいかないよ」という批判はあるかもしれないが、

非常に単純明快にしてだれでも一定の成果が出せるような気にはなるし、

方法論としては間違っていないと思う。

ただ途中まで読んでいて…これって「ずっと補助輪」を課した状態になるんじゃね?と思っていたら、一応さいごにオチとして、その補助輪を上手く外して自走させる技術でうまい具合にまとめられていた。

まあ、ある意味で上司が部下にできることって、これ以上でもこれ以下でもないのかもしれない。人にプログラミングを指導するシーンにおいても、まずは然るべき行動をとりあえずとってもらう。これしか講師はできないのである。ほんとうは好きになって夢中になってほしいが、それは本人の心の問題であって、そのきっかけを効率よく起こす方法なんてないのだから、まず本人が無理なくとれる行動をとってもらう。その手助けだけに集中する。それが指導者の技術であり立ち位置ではないか。

そして、それを適切に評価する。そして、結果を出してもらう。ごく当たり前のことなのに指導者は横着してしまう。自分がやってきたやりかたを勝手に押し付ける。それでは出る成果も出なくなる。

補助輪をつけた状態で学習をすることで、普通のレベルでは成長できないかもしれないが、それはこの際は無視するしかない。まずは、適切なレベルにあった学習をすることでしか、人は能力向上ができない。

これに対して性急に根性論や追い込みで能力向上しようなんてまず無理。今の時代は特にそういった価値観すら持たない人が多い世の中になっている。まずそういうマネジメントは無理と諦めたほうがいい。それより然るべき評価軸で行動をとってもらうように促す。とった行動に対して評価をする。(それ意外のことで評価する必要はない)わかりやすくシンプル。そして間違っていないと思った。この手の本を読んでいくつか実践してきたことはあったが、まだ技術・スキルとして自分のやり方を改善できると思った次第。

徒然草2.0
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