【戯言】人間五十年夢幻の如くなり

徒然草2.0

ある子どもが、毎日が「夢のようだ」というようなことを、言っている。

その夢は、ピーターパンに出会える素敵な夢というよりは、現実の出来事が、寝ている夢と区別がつかないものであり、過ぎ去ってしまえば思い出すことも難しいといったニュアンスで夢と言っているらしいのだ。

思えば、私も、当然だけれど、昔のことほどあまり覚えていない。

自分にとって記憶に値すると思ったことだけが、それとなく思い出されるせいか、断片的にそれらの事象を記憶として定着するが…思い出されないことはそのまま記憶から消えてしまっている。

寝ている夢と同様に現実だと思っていた過去のことも過ぎて忘れてしまえば夢とあんまり変わらない。

過去の出来事を夢と言ってしまえば、確かにそうなのかもしれない。

主観的なことに至っては夢と現実を区別する必要もない気がする。

あくまで他人と共有した現実は客観的に残るが、主観的な他人と共有する必要の無い記憶は夢なのだ。

…なんか、説明すればするほど伝わらない気がするのでこの変にしておくが(汗)

だから、私たちの人生はすべて「夢のようだ」。

儚いものだ…という感じってなんかの古典にありそうだけど、ふつーに子どもでも思っていることなんだなあ。

つーことで、感慨深いものがありました。

徒然草2.0
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