投資のすすめ。太陽光発電のインフラファンドの所有はありかも?

徒然草2.0

ざっと要点だけ書いていきますと…

太陽光発電のインフラファンドはコロナショックでの価格下落率は15%ほどであり、株の30%やREITの50%と比べるとダメージ浅いディフェンシブ資産という評価ができるのでは?と思ったので…デメリットを調べてみました。…こんな優良ファンドを世の投資家がほおっておくはずもないですし。

で、調べてみると…インフラファンドは負債が多くタコ足配当で配当を出すたびにファンドの資産価値は下がり、電力の売買価格は国の制度頼み、太陽光パネルが破損する前に10~15年くらいで逃げるが勝ち!みたいなことを書いているブログが多いです。昔から投資をしている人の常識なのかもしれません。…でも、本当なのでしょうか?ファンドの負債が多ければ金利上昇リスクは大きい(ただし固定金利で借り入れている事が多い感じです)インフレ化すると電力の買取が固定だと利益が出なくなり、災害リスクももちろんあります。

…だけど調べてみると…太陽光をとりまく状況は、素人判断に過ぎないが…だいぶ昔よりも変わってきているような気がしてきました。

ざっと調べた要点だけ書くと…

・太陽光パネルの法定耐用年数は17年だが実際には30年くらい使える。
 ・パワーコンディショナーという部品の寿命は10~15年だそうだが、壊れなければ使い続けられる(実際に壊れたら交換という運用オペはしないかもしれませんが)。
 ・太陽光パネルの発電効率は1年ごとに2,3%ほど下がる(減衰率は素材/構造により異なるっぽい)そうだが、京セラなどの太陽光パネルの実験は30年稼働しているものでも14%減を維持しており技術発展が進んでいれば(あまり進んでいないのか?京セラは減衰率を下げる技術を中国の会社へ提供&一緒に技術開発するらしい)長期的にはもう少し効率はよくなるのでは?(勝手な期待)。
・太陽光発電インフラファンドは設備の減価償却後やFIT終了や設備解体費用について何も語っていないが(まっとうな業者であれば)長期的に設備維持をしていくのではないだろうか?
 ・国が行っている電力の固定買取制度20年後も国が何らかのかたちで補助してくれると思われる。
 ・外資が参入しようとしているということはこのビジネスが真っ当に儲かる証拠。
・日本は再生エネルギー比率を今後積極的に増やしていかねばらならない。つまるところ国策!
・太陽光パネル自体は昔と比べてコストがすごい安くなっている…もっと安くなれば売電ビジネスはめっちゃ利益率がいいのでは!?(試算しているサイトがいくつかあるが、10年ほどでもとがとれるようになってきている。)家庭用と産業用の区分などで諸々と条件が違うので、事例別にもっと詳しく調べる必要あり。

…太陽光パネルの廃棄コストが高いというネガティブキャンペーンは過去にありましたが、その辺も徐々に技術的な解決に向かっていくのではないでしょうか(無責任な言い方ですが、太陽光パネルのリサイクル会社の株をうちの人が買っていたような…)少なくとも原発よりは放射線汚染の心配がないだけ色々とマシなところが多く、技術発展を待ってもいいような気もします。

なにより中国が本気を出して太陽光エネルギー活用に全力投球をしてくる外部の驚異もあるので、ある意味ここで未来に賭けるという意味でもインフラファンドへ出資するのは応援の意味でもありなのかもしれません。国では出資しにくいインフラを民間から募ることが増えるということは経済発展としてありだと思います。太陽光発電ファンドがその足がかりになるのかも。

—-追伸1

太陽光発電ファンドの中で、ざっと調べる限り1番人気なのが、「タカラレーベン・インフラ投資法人」であり次が「カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人」のようです。理由は、電気売買とは別に減価償却費から捻出された利益超過分配金をしっかり区別しているからなのと利益率が比較的に高いからのようです。そして会計的に適切というか合理的な分配をしていると思われるところを真っ当だと判断する個人投資家が多いようです。逆に「いちごグリーンインフラ投資法人」や「東京インフラ・エネルギー投資法人」は利益超過分配金が多いので、心配されている気がします。ただ、これだけで真っ当か真っ当じゃないかを判別することはできない気もしています。太陽光発電の設備設置場所や技術的な差異や運用オペレータのコスパとそれらをうまくコントロールしてリスクマネジメントを行って利益を長期的に最大化する投資法人のテクニックに掛かっていると思うからです。よって、開示されている情報を基に判断することは大切ですが、開示された情報以外のリスクが判断できないため、特定の法人に一極集中させるよりも分散化させておくほうが無難でしょう。(素人考えですが)普通に考えればメンテナンスコストをかけるほうが設備が長持ちする気はしますが実際どうなんでしょうね。もう少し勉強してみたいと思います。また仮に最悪ファンドが破綻しても太陽光発電設備が無価値になるわけではなく所有主体が変わるだけなのでは。(考えが甘い?)少なくとも特定の法人にと業界に全ツッパはやめておきます。

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