インスタで、40日間もご飯を食べていない人みたいなのを見かけた。1週間の断食ライブをするとか……。その人が「科学とかどうでもいい」と言っていた。
1日30分睡眠をしている人も、そんなことを言っていた。
でも、この「科学とかどうでもいい」って、よく考えるとどういう意味で言っているんだろう?
世の中で言う科学体系とは違う系の結果だと言いたいのだろうけど、それ以外にも、科学には「再現性があること」のような広い意味もある。
彼らは、再現性があり、エビデンスを示せるからこそ、自分たちは「あまり食べない」とか「あまり寝ない」ことが可能だと言っているわけで、それは広義の科学だと言っていい。
だから「科学とかどうでもいい」と科学をないがしろにする時点で、矛盾している。
そもそも「科学的に証明できている」みたいな態度でないと、スタンスがおかしい。
「世間一般で言うところの科学では証明する気がございません」なら、ぎりぎりまだわかる。
でも「科学とかどうでもいい」と言ってしまうと、科学に反している、あるいは科学そのものを軽視している、というニュアンスになってくる。
1人でそう主張して実践するなら構わない。
けれど、誰かの目に触れる時点で公共性を帯びてくるし、そこに誰かを巻き込むと、非科学的な共同の幻想、つまりこれ、宗教の類になるので、いろんな意味で危険がはらんでくる。
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