戯言。出し殻しかない本

徒然草2.0

流行っている本を開くと内容の薄さが出し尽くされた表現によって体よくまとまっていると感じることがある。読みやすいけど中身がないというかなんというか。具体的な本を悪く言いたいわけじゃない。ただ、自分にとってどうだったか?ってことだけで評価した場合の話です。あ、これ出し殻だったな、と感じることがある。

中身がないという判断を安易に人に言うと「解釈するお前が悪い」というようなことを言われるので、あまり言わないようにしているが。感動しないのは作品のせいじゃない、お前のせいだというわけだ。まあ、それは一理あると思いますけどね。。

でも、一方で本をよむということは、私を読むということでもある。読んで面白いという人は自分の知識が拡張される…もっと言えば自分のページが増えていって自分が広がっていく感覚があるから面白いというわけ…で逆に、読んで面白くないのは自分にとってもう飽き足りているということである。内容そのものは新しいことももあるが、別に何か自分として広がっていったことがあったか?と問われると別にないわけ。

具体的な本を挙げてdisるつもりはないけれど、最近読んだ「イシューからはじめよ」と「Chater(ちゃったー)」には何も得るものがなかったに等しい。逆に「組織開発入門」は新しい発見がいっぱいあった。すべての本に知らないことがかいてあって知ったことで自分が広がるのは共通しているのに、前者には価値を感じず、後者には価値を感じた。これを一言でいうと原理原則みたいなものに近いからということができるかな。ちゃんと味がした。美味しい料意と一緒かもしれない。哲学が合ったといえば良いのかもしれない。

世の評価が高くても自分には合わない本と合う本があるのは不思議。

…ま、言いたいことはそれだけなんだけど、じゃあ自分にとって価値がある本を読めば生活が充実するか?といわれると、ちょっと違う気もするんですよね。世間で流行っている本は、仕事でも話題になる本だから、自分に価値がなくても仕事に役立つ可能性もあるのかもしれない。いや、自分にとって無価値な時点で仕事に役立つっていうのは矛盾するだろうか?矛盾してくれるといいのだが?自分にとって価値があって仕事に役立つ図書のほうがいいに決まっている。

仕事に役立つが縦軸で、自分にとって価値があって楽しいが横軸で、本を分類していくと何かが見えてくるかもしれません。

徒然草2.0
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