【AP試験】TCO(総保有コスト)についての考え方

徒然草2.0

TCO(Total Cost of Ownership)総保有コスト。仕入(導入)から廃棄に関わるコストのこと。

初期費用(イニシャル・コスト)と運用費用(ランニング・コスト)に大別される。

システムにおけるTCOの場合は、エンドユーザコンピューティングにおける利用部門の運用費用はランニングコストに含まれる。なお、エンドユーザコンピューティングとは利用部門の非エンジニアがシステム運用などに関わることを意味する。これらのコストはTCOに含まれるので予め考慮する必要がある。

システム監査における監査対象データの収集費用や管理費用もTCOの一部になる。恒常的に必要な経費なのでランニングコストである。

システム障害の発生などによって,その障害とは直接関係のない仕入先企業が被るおそれがある,将来的な損失額はTCOとして考慮する必要はない。だいたい、そのコストを前もって予想することはできないし、仕入先の財務は知ったこっちゃない話。

利用部門におけるシステム利用に起因する,埋没原価などの見えない費用もTCOとして考慮する必要はある。埋没原価とは、回収不可能な費用を指す。旧システムの除去費用やサポート費用などの必ず掛かる費用を指します。

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