『病む女はなぜ村上春樹を読むのか』(小谷野敦)に書いてあった。「全共闘世代的恋愛観」とは、相思相愛でなければ恋愛ではない(言い換えれば、三角関係こそが恋愛)ということらしい。片思いは恋愛ではない。読者としては区別する必要もない。そうなんだねと思っておけばいいが、確かに言われてみれば大層な区別だ。というか、命をかけて恋愛するみたいなのが、いまいちよくわからないというか。
当時の自由恋愛は婚前交渉ありのことだが、でもそれは江戸時代の夜這い文化と何が違うんだろう。あれは恋愛ではなく、動物になることの許容だったのか。
ちなみに、究極のポストモダンと思われたものは……というか、現代のモダンは、恋愛しないことになってしまった。二次元専門で、肉体は不気味であるみたいな。それは人類の進化なのだろうか。
そういえば、小谷野敦の『病む女はハルキスト』は変な本だった。ただの変態本。『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の感想にも似たようなことは書いたが、小谷野敦は記号を羅列して比較するのが仕事なだけで、深読みが下手なんじゃないか。というより、私小説的であるということは、とことん深読みした結果、それを一般化していくことなのに、やたら出版されているこの人の本は一般化できていない気がする。
人を騙して本で稼ぐのがこの人の流儀らしい。本はいっぱい書けるが、誰かの役に立つかといえば役に立たないような。
シババク『司馬遼太郎で読み解く幕末・維新』はブックガイドとして面白かった。人物評とかは、まあそうだよなとしか。
『国盗り物語』(司馬遼太郎)を読み始めたが、斎藤道三って今川義元の次に信長に倒された一族で、モブ扱いなので、油売りから成り上がりの何が面白いのだろう?という感じで、初めから読む気があまりしない。集中力の維持が課題。
そういえばアマプラで歴代の昭和ライダーがすべて見れるのだが…バンダイチャンネル契約して見ないで済むのはありがたいが、今だけで全部見ないとそのうち打ち切られるならちゃんと期限付きで告知して欲しい。というわけで仮面ライダーV3とライダーXを並行して見ている。

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