戯言。見栄を捨てて『ゆるく生きる』という本を読んだ感想。

『ゆるく生きる』いなり…という人の本を読んでいます。

スローライフ生活のすすめ。

具体的な経済的な戦略が書いてあればなにか参考になるかな？と思いましたが、そういうのはほぼ皆無でした。どっちかというとメンタルを整える方向に重きをおいている感じ。

見栄を捨てる。プライドを捨てる。諦める。しんどいのはすべてこれらのせい。Amazon Unlimitedを契約して安いコンテンツで足るを知る。

まあ、それは実践しているからなあ。

あえて自分に大切なことといえば「プライドの棚卸しをして断捨離する」ってところでしょうか。

でもね、プライドって明日から捨てられるものではないですよね、でもこの人が書いているとおり長い年月をかけて良くも悪くも成長してきたものだし、後天的なものだから捨てられないこともない。とはいえ間違って捨てすぎると、人間やめますか？ってところまで自分の場合行く気がするんですよね。一言で言えば「あれ？俺生きている意味なくね？」になるので、やっぱり何らかのプライドは残しておかないといけないんじゃないかな。

あとは、やっぱり何を差し置いてもマインドセットや健康問題の次に大事なのが経済。

どんなスローライフを独りで送るにしたって、どこに住もうが年収２００万ぐらい（２人なら３０００万円）は確保しないとやっていけないわけで、低所得で快適に暮らす生活を今もできる限り低燃費で生きていますが、今以上に低燃費で生きて行かねばならないと思っている私からすると、どうやってそれ稼ぐの？手取り２０万円稼ぐとなると正社員じゃなくてもいいけど、それなりに齷齪働くしかないですよね。

で、経済的戦略として書いてあることは以下のような事柄ですが…

・楽天モバイルでスマホ代を節約する。

・UberEats（個人事業主）で経費化して節税する。

・飲食系の覆面調査をして無料同然で外食をする。

・コンビニにはいかない。

…まあ、全部実行に移しているな（苦笑）。

で、きわめつけはこの「いなり」という人は医療系の開発職に就いている副業本で、なんかこの人自身がスローライフを送っているわけではないという現実味のない終わり方でズッコケました。リアリティがないスローライフ入門書だなという感想しかありません。