戯言。1分で話せ!伊藤洋一の本を読んだ感想。-SDS法とPREP法-

言の葉

ラジオ日経を聞いていたことがある。伊藤洋一の話には、何か惹きつけられるものがある。だからといって特別何があるか?というと別にそんなにない。強いて言えば分かりやすい。とても言っていることがシンプルで難しくない。聞いていて迷子になることがない。でも話をする上では、それがいちばん重要なポイントだと思う。

簡潔に自分の考えていることを相手に伝える。考えてみるとこれはかなり難しい。内容が簡単すぎてもいけないし、かといって詰め込みすぎれば聞いている方はついていけなくなる。ベストなところはどこだろう?さぐっている時間ももったいない。人の気持ちはうつろうもので、最初に心を掴められていないなら、その後に話しを聞いてくれないだろう。自分がビジネスマンならその機会の有無が今後のすべてを決めてしまうことだってあるのかもしれない。いずれにしてもシンプルで簡潔であることは間違いない。頭良さそうなことを言おうとすると、だいたい失敗する(苦笑)

エレベータートークという言葉があるが、時間にして1分からせいぜい長くても5分ぐらいだろう。短い時間で何かを伝える能力というのは人生のいろんな機会で役立つものだ。とまえがきが多くなった。とてもじゃないけど1分にまとまっていないが、この本の内容で個人的に使えそうだと思ったテクニックを書いておく。

分かりやすく簡潔に相手目線で伝わるようにする。とくに言葉の贅肉を削ぎ落としてシンプルなメッセージ具体例は人前でプレゼンをしていればいい。

基本は「結論」→「根拠」→「具体例」だけど、たいした話でないなら、「主張」→「根拠」→「主張」でもいい。

少し文書をかさ増しする場合は、SDS法とPREP法が使える。

SDS法

「主張」→「結論」(根拠+事例、根拠+事例、根拠+事例)→「主張」

主張に対する根拠は3つある!と言って事例を出す。

最後に主張を言う。すでにネタが3つ揃っていればそれを順番に語るだけ。

逆に3つ以上の話をしても長いし分かりづらくなるから3つまでにする。

PREP法

「主張」→「結論」(根拠+事例、根拠+事例、根拠+事例)→「例示」→「主張」

SDS法に「例示」○○をやってみたところ、▢▢な効果が得られました。

といった例を添えるだけ。ただし基本構造は変わっていない。

最後に

誰かに話をするにあたって、テクニカルなところや想いを持つことももちろん重要だけど、間違いや恥ずかしいことは誰でもあると割り切れれば、とりあえず話をするのは苦にならない…みたいなメンタルケアの考え方や方法も書いてあったが、まさにそのとおりだなと思った。

オーディエンスに質問をされても「わからない」と言えれば、話をするのが怖くならないと割り切ることも大切だと思う。…というより1分で話せないことは伝えられないし、質問されて答えられないということは、話している本人が話の内容を理解していないことが明らかになるわけだ。理解していないことはさらに勉強しようという意欲にも(私の場合は)繋がります。私は「誰にでも簡単に説明ができる」ことを物事を理解した基準に置いているわけですが、もっと簡潔にスッキリ話せるようにトレーニングを積んでおこう。と思いました。

さいごに。プレゼンのときは根回ししておいて、何を話しするのか事前に相手に伝えておく。これがビジネスにおいては一番重要だと思う。

1分間で伝える

1分間で話せという本がおすすめだよ。

ラジオ日経でパーソナリティを務めている伊藤洋一が書いた本。

ビジネスマンに必要なプレゼンスキルが分かりやすくまとめられている。

漫画版もあるので忙しいあなたでも短い時間で読めるよ。

これを読んでから人と話すのが楽になった!

だから「一分間で話せ」は絶対おすすめだよ!!

言の葉
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