思考実験。いくらもらったら一生家から出なくていい気持ちになる?

言の葉

おかしな夢を見た。安っぽいSF映画のような夢だ。

鉄筋コンクリート造の1Rマンション。山が近くにあって景観がいい。私のイメージでは八王子かよみうりランド付近の山間を想定。その小さな部屋から出ずに暮らしている人がいる。で、その生活を見に行った、というおかしな夢。

部屋の温度は一定に保たれており空調も悪くなく快適そのもの。デスクにはインターネットに繋がったノートパソコンがあり、質素ではあるが常識的なレベル衣食住には困らないで暮らしていける保証がされている。外に出ないので危険はない。労働は一切しなくていい。楽天やAmazonで欲しい物は買ってもいい。欲しいゲームや書籍はとりよせられる。

…ただし、その家から外に出てはいけない。

外部の人とリアルで接触する機会はゼロ。

…私はそれをある意味で「羨ましい」と思ったのだが、外に出られないという意味では監獄のような気がしなくもない。これを読んでいる人に質問したい。

この、考えようによっては快適な独房に、あなたは住みたいですか?

さすがに外に出られないのは私でも気がひける。引きこもり体質だとは思うが突発的に自然の中にダイブしたくなる時がある。神聖(真正)の引きこもりなら躊躇なく引きこもり生活にダイブしたい…ただ、いくらかお金が貰えるのならば、一生過ごしてもいいかなと思った。…そうだな。2億か3億円ぐらい貰えるなら考えてもいい。2億で生活し続けるのは難しいかもしれないが、家賃が無ければどうにかなるはずだ。どうにもならなくて後悔しても刑務所にいるようなもので諦められる。人生って諦めが肝心っていうじゃん?

…という話をうちの人にしたら「いくらもらっても、そんなところにすみたくない」そうだ。たぶん、多くの人が偽りの生活だとか不自由だとか感じるので、いくらもらってもそんな生活をしないのだろう。もうリアルでは会えないとしても、オンライン会議で会うことはできるわけで、今後に仮想現実のテクノロジーが発達すれば、リアルとの垣根はもっと無くなってくるわけで、家から出られないことはさほど問題ではないのではないか?と思うのだが…みなさんは一体この現実においていったい何の価値を感じているのだろうか?

ま、可能ならば1Rではなくて3LDKぐらいの生活空間が欲しいなあ。できればバルコニー付きがいい。流石に1R(6畳を想定)の閉鎖空間にいると体を動かしたくなる気がする。本や趣味で部屋を満たすにしても物の置き場に限度があるから、3LDKぐらいあって趣味の部屋を分けたいね。生活空間としてのリビングがあるとして、3部屋を何に使おう?

リビングはパソコンを置いてテレビや映像を楽しんだりご飯を食べるところかな。1室は本棚が多い書斎というか倉庫かな。もう1室は寝室かな。あれ、1との1室は何にしようかな。収納スペースがあれば何かいれておく必要もないな。強いていえば運動する部屋というかゲーミング空間かな。音楽を楽しめる部屋でもいいかも。観葉植物や動物を飼う部屋でもいいかな。自然に触れ合う空間があるといいな。できれば植物園にあるような巨大温室があればいいかな…って結局のところ、外と違わないような空間が欲しくなるんだな。という意味ではやはり、外に出たいという強い要求が生じるものなのだろうか?人に会いたい、誰かに話したい、はインターネット回線でも満たせると思うが、外の空気を吸いたい。地平線の先までつづている道をただひたすら意味もなく真っ直ぐ突き進むみたいなことはできないしな。

ひきこもりFIREしたいですか?わたしはしたいかな。最後にリアルで親に伝えることだけが気がかりですが、それ以外の心配はなにもない。偽りの世界に安住するっていうわけじゃないし、ひきこもりFIREしたいです。

言の葉
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