戯言。そもそも読解力以前に情報処理技術者試験のテキストが頭に入っていかない問題っていうのがある

徒然草2.0

ストレートに言えば「読解力がない」と言えばそうなんだけど、IPA試験の問題がそもそも普段つかう言葉からかけ離れているところがあって、まず自分の脳みそをIPA試験に合わせないと行けないと思っている。

仮想デスクトップPCのことをIPA試験ではVDIと言ったりする。これなんかは脚注に仮想デスクトップPCのことと書かれていたりもしますが…なんだかしっくりこない。しっくりこない言葉が2,3ほど羅列すると、全体的に何のことを言いいたいのか人間の頭は入ってこないつくりになっているようです。別に私だけがそうなのではなくて、多くの人がそんなふうだと思います。「山田さんがAしている」と言われると不明なAだけに注意を向けられるけど「山田さんがAした後にBをDしてCがEならFしてXが成立する」とか言われると不明な変数が多くなり理解が難しくなる。知っている英単語を当てはめるよりも日本語より分かりにくいみたいな。

文章中に出てくる単語を読者がどう理解しているかで、文章の読解スピードと脳の負荷に大きな差が出てくるということを、結構世間の人は軽んじている気がする。

…なので、試験問題を理解して解けるということは、前提としてまずIPAの午後問題の文字列を受け付けるよう体を慣らしてしておく必要がある。AP試験の午後問題の最初の方にあるセキュリティやネットワークは似たような問題をやっているうちに混乱しなくなっていくのだけど、まだマーケティングはマーケティングそのものの知識が不足していることもあって、あまり馴染まない。一番個人的に辛いのが他業種や別業態のシステム要件を読み解くのとアルゴリズムの応用問題はかなり辛いものがある。

また、ちょっと話は変わるが…本業(と決めている訳では無いが)Webアプリケーションの脆弱性や設計だったらすぐ分かるか?と言えばそうでもない。

例えばメールアドレスで発行したURLにアクセスするcookieは何による認証であるか?という問題があって、ちょっと何のことを言っているのかわからなかった。メールアドレスによる認証であり、cookieによる認証である気がするが???答えは「Webブラウザ」であった。まあ、たしかにcookieはWebブラウザ単位で保存されるわけだし、言っていることは分かるのだがよく知っていることでも「当たり前すぎて」よく分からなかったりする。

普段、端折って理解していることを、どのエンジニアでも会話ができるように噛み砕いて表現する必要があるということがわかった。cookieがブラウザに依存するということは、Webアプリ開発者ならば分かって当然なのでわざわざ語られない。localstrageを使うにしたってそう。そもそもログインセッションはWebブラウザの機能に依存せずにWebサーバ上で管理されるものだという理解をしている開発者だっている。。。

分かっているつもりな問題でも間違えるのだから、普段あまり関わらない分野の問題が分からないのは当然なので…まずは苦手な分野が無くなるまで根気強くIPAの問題に体当りしていき、現場感覚からはちょっと離れた視点でそれをいい塩梅に受け入れていくようにしたい。海の潮風にあたって、ふと冷静になるみたいな感じは、悪くないかも。ただ、注意したいのが、いくら情報処理技術者試験が国家資格だからといって、そのままの会話を現場で安易に出すと「資格取得だけした現場経験がない人」っていうのが丸わかりなこと。何も勉強していない人よりはマシに違いないし、仕方がないことなのかもしれないけど、そこらへんをうまい具合に埋めていく方法も考えていきたい。

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