戯言。結局、不毛な二毛作。スペシャリストを目指してもゼネラリストもどきになる件。

徒然草2.0

こんちは。ごみべえです。

おれんちは、畑できゅうりとなすとだいこんを育てていたんだけど、そんなありふれた野菜育てているだけじゃあ自分たちが食べるのが精一で、暮らしがぜんぜん楽にならないんでな。じいさんが残した裏山が家近くにあったんで、今流行りのソーラーパネルで売電を初めたんだ。けどもこれ聞いてた話と違うて天気が悪いとぜんぜん儲からないんでな。これじゃダメだ。隣の人が棄ててった畑に川から水流してお米も育ててみたけど、もともと米農家じゃねえから、やっぱり誰か買ってくれるようなくおんりんてぃ(クオリティ?)のお米できねえかった。他にもにわとりや豚や牛からうずらにうさぎ、裏山のたぬきやいのししまで育ててみた。野菜や果物は100を有に超えるもん育てたがどれもいまいちだった。

1つだけにすればいいのにいろんなものに手を出したくなってな。結局なにがしたかったのかよくわからないまま、次に新しいものやってみる。その繰り返し。これはいけない。ありふれたものじゃなくて特別な野菜や果物を1つでいい。スペシャルなものを見つけて、それ育てんなら誰にも負けねえってもんつくったほうがいい。スペシャリストになんなきゃだめだ。すべてに中途半端に詳しいんじゃ、にっちもさっちもいかねえ。これじゃあいろんなことに詳しいだけのWikipediaおじさんだ。ゼネラリストと言い切れるならいいが、ゼネラリストもどき止まりだ。

そんなわけで今まで育ててきたものすべて捨てて0からやり直そう。そうして上品でほっぺたが落ちるくらい美味い桃を育てることにした。今までいろんなもん育てたおかげで桃を育てたことないやつよりも育てるのは自分でいうのもなんだけど上手い。なんとか食っていける桃農家にはなった。でも、ゼネラリストでなんとかやっていた時より良い生活しているかというとそうでもない。でも桃農家でいくんだ。こんどこそスペシャリストになってやる!

そうして頑張ってたけど、オレいままでいろんなことに手を出してきたから、やっぱりそこそこいろんなことができるんでね。周りの奴らもそれ知っているから、失敗する前に俺に意見聞いたろと。教えを請うといったらおおげさだけど、人に経験を教えている。すこしはお礼だって貰えるさ。で、人に教えるんじゃ中途半端じゃいけないということで、自分がやってきた色々な取り組みをまた時間が空いたら学んでいるんだよね。学ばないと忘れるから勉強する。忘れるのも嫌だし、教えることで人の役に立っている気もしてくる。

肝心の桃を育てることに力を注ぐより、いろんなことに手をだしてそれこれしているうちに、結局のところ、何やっているのか分からない人になっていく。特別な桃農家にも物知り博士にもなれない。こまったものだ。

徒然草2.0
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