「怒る」というエネルギーは悪いものとされることが多い気がします。
認知心理学などでもネガティブな扱いで「捨てろ」と言われるのがほとんど。ただ、そのへんの学問について詳しく知りませんが学問的には中立的なスタンスでいたほうがいい気がします。基本的に怒りはストレスフルな状態ですので心身には望ましいものではないでしょう。緊張感は筋肉を強張らせてパフォーマンスを落としてしまうかもしれません。それに「怒り」とはコミュニケーション不足で発生するのかもしれません。だいたい「怒る」時は思い通りにいかない=思い通りに相手に理解されていない時だと思うので一理あると思います。一方的な感情で苦しみに直結するから、本来は「怒り」は捨てたほうがいいのかもしれません。あと、怒りは伝播します。Aに対する怒りがBやCに対する怒りになるし、それは人から人へとインフルエンスします。だから、集団生活において無いほうが良いものです。しかしながら、怒りとはすごいエネルギーであるという一面は否定できないと思います。格闘技の指導でも「怒り」を良いものとして扱うのは過去のものになりつつあるのかなと思いますが、最大限の力を出すために「怒り」が利用されてきました。
…万人向けではないので、基本的には自分に課すか、相手に了承をとった上で扱わないといけないのですが…「やる気がない時」に積極的に怒ってみると意外に物事が円滑に進むことがあります。
目をつむってイメージしてください。自分の目標を阻害する「怒る対象」をまずイメージしてから、それを克服するために「なにくそ!負けてなるものかッ!」と邁進する自分をイメージする。
基本的にはこれだけです。怒る対象と、それを克服する手段を怒りに任せて行ってしまうように行動に対して「怒りの感情」を付与する。
例)ダイエットしたい方は、○ブと言われたことを思い出す(特に言われたことがないなら、あなたが好きな人を思い浮かべて「○ブ」と言ってくるイメージをする)それに「痩せてやる!」という怒りをぶつける。これだけ。
たまに「怒り方が分からない」と言う人もいて、怒りって結構人によって持ち方が少しずつ違う(恐怖とか嫉妬とか、いろんな感情が混ざるからだと思います)コントロールできるものではない。
↑これだとストレートすぎるかもしれませんが…よくダイエット商品のマーケティングにも使われています。「太っていることが理由で私をふったカレシを見返してやる!」というフレーズです。その状況に自分が置かれていると刷り込む。
ファイティングスピリットを持った方にオススメのやる気を出すメソッド(仮)です。勝手に「積極的激怒」とかいうダサい名前をつけました。ファイティングスピリットでいい気がしてきました汗
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