【AP試験】出向契約と労働者派遣契約の違いについて。

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出向契約というものがあるそうです。

出向契約とは?

グループ会社間で人材の育成や交流などを目的として別の会社に働きに行くことを指します。たまに小さい会社の集まりではグループ会社から働きに来ている例を見かけますが「出向契約」という仕組みを使用しているのですね。知らなかった。

出向契約と労働者派遣契約の違い

A社の社員であるXさんがグループのB社で働く場合は指揮命令はB社にある。ここまでは労働者派遣契約と同じですが、契約の名称が違います。あくまで出向という扱いなります。(逆に労働者派遣契約の場合は、出向という言葉を使わずに”労働者派遣”と表現するはず)私がずっと以前にいた会社では、まったく資本関係などがない外部の会社へ行くことを出向と言っていましたが、これは間違った使い方だったようです。

出向契約には在籍出向と転籍出向がある

なお、出向契約には元いた会社に雇用契約がある在籍出向と雇用契約が出向先になる転籍出向の2つの契約があるそうです。その場合は、雇用関係が変わるから契約も出向契約も何もないと思うのですが違うのでしょうか?(実際に書類上は、雇用契約が解消されて転籍先の企業に雇用されることになるようです)

出向契約と指揮命令関係

※なお請負契約の場合は指揮命令関係は雇用元になり、派遣契約の場合は派遣先になるという違いが基本ですが、出向でも派遣契約と同じく出向先に指揮命令関係があります↓

雇用関係 指揮命令関係が契約先企業にある?
請負契約 ×
労働者派遣契約
出向契約

※令和5年秋のAP試験にて「A社の社員がC社と労働者派遣契約をして出向しているといえる?」というような問題が出ましたが、これは出向ではなく派遣なので「×」です。「出向先に指揮命令関係が生じるか?」であれば「◯」となります。

関連するリンク

→ 請負契約と労働者派遣契約での著作権の違いにつては「俺が作ったソフトウェアの著作権は誰のもの?」を確認してください。

 

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