昨日に受けてきた応用技術者情報試験で聞いたことのない言葉がたくさん出てきて困惑しました。ある人がXでまとめていた言葉を中心に個人的にまとめてみました。
ヘテロジニアスマルチコアプロセッサ
ヘテロジニアスマルチコアプロセッサ(heterogeneous-multi-core)という。ヘテロジニアス(=異種のCPUコアを混合させた)マルチコアで、対義語としてはホモロジニアスマルチコアプロセッサ(homogeneous-multi-core)という。どちらもマルチコアプロセッサの一種ですが、ヘテロジニアスマルチコアは異なるコアを複数持つマルチコアプロセッサのこと。ホモロジニアスマルチコアは同じコアを複数持つマルチコアプロセッサのこと。
よく性的な嗜好の話で、同性を好む人をホモ(ホモジニアス=同種)といい、同性も異性も好む人をヘテロ(ヘテロジニアス=異種)とか言ったりします。その話から類推すれば分かる言葉だったかもしれませんが、ホモはまあ分かるんですが、異性愛=ヘテロジニアスは当たり前すぎてピンときませんでした(汗)。
ヘテロジニアスマルチコアは、グラフィックに強いCPUコアや、性能は高いが電力消費が多いCPUコアを組み合わせて役割分担をさせたりします。
例えば、PlayStation3で使われているCellプロセッサ(商品名)と呼ばれるものは、ヘテロジニアスマルチコア構成になっているそうです。
ウェアレベリング
フラッシュメモリの記憶領域の書き込みは繰り返すほど劣化するので、すべてのブロックに均等にWriteすることで製品機器の寿命を伸ばす仕組みのことをウェアレベリングといいます。
MOSトランジスタ
MOS(metal-oxide-semiconductor)…金属酸化被膜半導体。
トランジスタ=FIT(field-effect transistor)は略称としてMOSFIT(モスフィット)と呼ばれる。
かつてトランジスタと言えば、電気信号のON/OFF制御を行うバイポーラ型のトランジスタだったが、ユニポーラ型のMOSトランジスタが広く使われるようになっている。
※ソフトウェアエンジニアには、馴染みがなくて全然よくわかりませんが、機構(内部構造)の違いでそう呼ばれるらしい。トランジスタはどれも3本足でベースと呼ばれる部分に電流を流したり流さなかったりすることで電流を制御することができるらしい。
アイコンの習得性
1度どんなアイコンであるか覚えたら次から意味がわかること…だと思っているが、調べかたが悪いのかWebに情報が出てきません(汗)
WORMメディア
データの書き込みをしたら読み取り専用になるタイプのメディアを「WORMメディア」というらしい。CD-RやDVD-Rなどがその代表例。WORM=Write Once Read Many(ライトワンスリードメニー)のこと。対義語をあえて上げるとするとROM(リードオンリーメモリー)になるだろうか。
※余談だがWORO…Write Once Read Once(ライトワンスリードワンス)な記憶媒体もあるのだろうか???スパイ映画に出てくるボスからの指示などの情報が証拠隠滅のため1回切りしか再生できない仕組み。IT業界にもそんな仕組みがあったら面白いかも。
バックキャスティング
目標(ゴール)から逆算して計画(シナリオをキャスティング)する手法というニュアンスで捉えておけばよい。読んで字の如し、ではあるが、出会い頭で知らぬとちょっと困惑する言葉である。
対義語は、フォア―ワードキャスティング。現時点から目標に向かうプロセスを考えることを指す。
パーミッション・マーケティング
企業がクライアントから許可(パーミッション)をいただいた範囲内で行うマーケティング活動のこと。例えば、メールを送る許可をもらってから販促メールを送る行為などは、パーミッション・マーケティングの範疇だと言えるのだろう。
マシンビジョン
コンピュータによる自動分析。例えばデジタルカメラを設置して人の目の代わりに部品の検品をすること。
コンティンジェンシー理論
コンティンジェンシー(contingency)とは、不測の事態が起こった時に被害を最小限にすること。コンピテンシー/competency(個人の優れた行動特性)に似ているが全く意味が異なる。
※令和5年秋のAP試験では、コンティンジェンシー理論の特徴がたずねられた。リーダシップ論におけるコンティンジェンシー理論は、リーダーのパーソナリティと、統率力や影響力ができるかは、状況要因に依存すると考えられている。裏を返せば、どんな状況でも発揮できるリーダーシップはない。日本語では状況適用理論と呼ばれる。状況に合わせた管理方法を組織が選択することが大切だという考え方。
ギグエコノミー
クラウドワークスやここならなどのスキルシェアサイトやUber Eatsや民泊などで単発の仕事(ギグ)を行う経済圏のことをギグエコノミーと呼ぶらしい。ギグ(gig)とはミュージシャンなどが単発の仕事を請け負うことを意味する。知らねえわ(汗)
シャドーエコノミー
政府の統計に現れない経済圏のこと。シャドーエコノミーの定義においては、合法か非合法は問われない。(てことは非合法の取引もいっぱいあるってことですね 汗 )
コメント