読書『超バカの壁』(養老孟司)を読んだ感想。『バカの壁』と『死の壁』の続編

徒然草2.0

クリスマスイブなのにイライラが止まらない(睡眠不足?)

今日読んだ養老孟司の本にこんなことが書いてありました。

なぜイライラする人が増えているのか

「脳の特性とは関係なくイライラしている場合は、自分の問題に戻さないで、完全に人のせいにしているのが原因です。人のせいにする傾向というのは都会になると強くなります。それで訴訟が多くなるのです。田舎ならば道を歩いていて石につまづいてころんだ場合、注意が足りないと怒られるのが関の山でした。これが銀座だったらこんなところに石を置きやがって、訴えてやるとなる。その違いです。」『超バカの壁』


東京は人口密度が多すぎ。じゃあ、田舎にいけばすべて解決かと言うとそうではないと思うが、人とぶつかり合わないところへ行く。スマホを捨ててSNSを避けるということが大切だと本気で考えないといけない気がしてきている。自分がこうして誰もいないブログで何かを書いているのはそのためだ。完全に社会性を排除すると人でなしの国に行くしかないので、意図的に衆人環視のもとで何事か思い浮かぶことを書くようにしている。

なお、『超バカの壁』は『バカの壁』と『死の壁』の続編で、具体的に読者の質問に回答するという流れで、なんだかバカの壁よりももっとすごい話かと思って読むと拍子抜けする老人の戯言である。なーんだ老人の戯言かー。と捉えるのは読者の勝手だが、私たちに今必要なのは老人の知恵なのだよと養老孟司は説いている。


占いは信じない

フランスの哲学者アランは「自分は占いは読まない。なぜなら、読むと信じるから」と書いている。『超バカの壁』

触らぬ神に祟り無しはインターネット時代も同じいやインターネット時代だからこそ重要な戒めになるのかもしれない。

スマホを捨てよ。コンピュータをわきにおけ。

わたしに今必要なのはChat-GPTと対話する時間ではなく、夜空の星を見る時間ではいだろうかと思いつつ、スマホに視線を落としている。

徒然草2.0
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