映画。エイリアンを改めて見てみた…リプリーかっこいい!(ベタ

徒然草2.0

20年ぶりくらいに見た。

映画『エイリアン』いまさら語るまでもない名作中の名作。公開が1979年だそうで、私がまだ生まれていない時の作品なのにこの古くならない。

音や光をうまくつかっている。映像美も素晴らしい。エイリアンがドーンと出てくるタイミングは多くないのに、終始目が話せない。

子どもの時に夜中にトイレへ独りで行けなくなった。

…あえて、今の時代から違和感があるところを上げると、ふつーに宇宙船のクルーたちが飯食ったり話し合ったりしているところでタバコを吸っているところぐらいだ。当時は当たり前の光景だが、今見ると「そこで吸わんだろ」ってつっこみたくなった。

宇宙船の着脱や爆発の警告の時に流れる、20秒からゼロに至るカウトダウンがくせになり、ずーっと独りで音読していた。「20秒、19秒、18秒…残り10秒、9,8,7…」ってやつね。あれ、ずーっと頭のなかで流していてもいいかも。無音の宇宙空間に流れるそれらの無機質な音が体に染み入る。

こういうの大好き↓もはや音楽みたいなもんだよね。バイオハザードとかスターウォーズとかにも他のSF映画にもあるけど、エイリアンが元祖だと勝手に思っている。

宇宙という閉鎖空間で頼りがいのないスタンガンのような槍と火炎放射器と微妙な整体探知機だけで最凶のエイリアンと戦うパニックホラー。SF映画と言うしSF要素いっぱいあるけど、どっちかというとホラー・アクション。

最後に、リプリーが乗った小型の宇宙船にエイリアンが隠れているのは意味不明だが、いろいろな説があるったそうで、最後はマルチエンディングまたはバットエンディングに編集するため(最後にリプリーがのった宇宙船にエイリアンがいてTHE END)ということだったので、ああなったとのことだけど、いろんな説があって面白い。

あと気になるのはエイリアンと戦っている大型の宇宙人がいて(すでに死亡している)、その警告を発している電波をもとに商業船のクルーが惑星に降り立つわけだけど、その大型の宇宙人って何者だったの?という謎が残る。あのへんの映像はセットを大きくしたのではなく、小さいセットに子どもに宇宙服を着せて撮影したのだとか。当時の色々な工夫がうかがえる。

あとは、シリーズでお決まり要素になる「アンドロイド」の登場。今見ると人間とゴム人間を交互に撮影しているだけで、これもうちょっとリアリティ出せないの?と思うが、私は「アンドロイド」が大好きすぎる。私のアンドロイドのイメージってやっぱり「エイリアン」によって形づくられている。

登場人物がみんなわりといいキャラしている。エンジニアの黒人バーカー…ボーナスもっとあがらないの?と交渉したり、作業時間も水増しするちょっといい加減なやつだけど、たぶんエンジニアとしては仕事できるし、仲間思いの面もある。コーヒーを飲んでいる時に「これしか楽しみがないんだ?(もっとゆっくり飲ませて貰ってもいいだろ?)」って言っているのが好き。自分が小学生の時にコーヒーって飲ませてもらえなかったけど、大人になったら「コーヒーという楽しみがあればなんとかやっていけるんだ」と悟りを得た言葉だ。これを聞いて最近はコーヒーを飲みたくなって、コーヒーを飲むたびにパーカーを思い出している。

さいごはリプリー…かっこいい。船長のダラスとケインが外にいるときは船長代理になるルールがあることから、7人の中ではそこそこ偉い女性管理職ってことで男性的な強さもあるが、ルールや法律の遵守を重視するかつヒューマニストの側面や女性の弱さのバランスがとれた人物。ただそれも他のクルーがあって確立しているキャラ設定なんだな。

というわけで久しぶりに見るといろいろな発見がある。

エイリアン1-4までは見ているが、それ以外の作品は見ていない。なんとなく重要なポイントは覚えているが。また見てみるか。プレデターVSなんかはパロディだと思っていたが、たまには見てみるか。。

徒然草2.0
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