とにかく、よくわからんアニメだった。
細君に聞いて分かったきになった。
ソフィーも魔女だった、というので枝葉末節を除けばだいたいすべての筋は通るわけですし。
…感想を一言で言えば「君の名は」に似ているなーとなんとなく思った。性別はいれかわっていますが。君の名は性別が何度も入れ替わるし、時系列がおかしくなる。ハウルは一応、時系列的におかしくなるシーンは1つだけ(だと思う)から、そこまでグルグル回されるわけではないけれど。
あと、全体的に不思議な話だったというか、あの世界の世界線でアニメを見ていないとわからないっつー感じだった。
↓これを読むに原作と照らし合わせると…よくわからなくなる気がする。
↓男性受けが悪い・シナリオの筋が通らない…そうねえ。千と千尋の神隠しと同じでストーリーの過程はどうでもいいよ、と私も感じてしまった。顔なしも飛行石もバロンも紅の豚もナウシカもぜんぶぶっ込んできた感じのごちゃまぜ作品だった。論理破綻というより、回避できたとしても、計算されていないから「わけわからん」となる。そういう意味では、千と千尋の神隠しは話としてまとまっていた。
「乙女映画だから男はつまらないのよ!」って批判は違うと思います。別に乙女映画でも面白いものはふつーに楽しめます。初めから計算された絵本世界…純度100%の世界線でそれ以外の副作用なしつーのも了解していますので、そのへんのキュンキュン物語についての意義は女性諸君の逆鱗に触れる批判をするつもりはない。
何度も見てキュンキュンすればいいと思う。逆に言えば「耳をすませば」は何度も見たくない。…だってあれ、失恋の話とご都合主義が含まれているから…あ、話がそれた。
…というわけで、男がピンとこないキュンキュン要素が強い宮崎駿作品として1度は見たほうがいい映画ではあった、と思う。
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