ヒトを運ぶには、お金がかかる。
運ぶものが、コモディティ(資源とか)であれば、まとめてタンカーなどで運べてしまう。
水分を含む果実は濃縮して固体に近づけ、逆に天然ガスのようなものは液体に加工することができる。
コモディティの運搬コストは相対的にヒトよりも安い。
運ぶものが、情報であればインターネットで一瞬のうちに地球の裏側に運べてしまう。
コストは0に近い。
しかし、ヒトは言うまでもなくコモディティではなく生身の個体だ。
また、ヒトは情報の受容体であり情報の発信源だが、情報そのものではない。
それゆえ、情報そのものではない性質をもつ「なにか」なので、瞬時に運べない(と今現在は考えられていると思う)
ゆえにヒトそのものを運ぶのは、お金がかかる。いや、ヒトを労働機械と見なしてコモディティとして運ぶのならば、
すし詰め状態にして運べるかもしれない。人間の90%以上は代替が効くので、そうやって移動させてもいいかもしれない。
ああ、でも「やれ、人権を尊重しろ」だの「不衛生だの」叫び始めて、ストレスがかかれば乱闘しはじめたりして面倒だ。
…これだから「わたしはヒトを運ぶのは反対なのです」と嫌な顔する国務長官の顔が目に浮かぶわ(誰設定かは不明)
まあ、とにかくヒトなる労働機械は運べるには運べるが、生かしたまま運ぶのが面倒なモノであることは間違いない。
お金を持った社会の中でも重要なヒト(一部の経営者とか政治家)なるものは、
旅客機ではファーストクラス、電車(JR)であればグリーン車、自動車だとリムジンというのに乗って移動する。
もっとすごいヒト(Twitterでは上級国民などと呼ぶ人もいる?)になってくると、
プライベートジェットというのにのって、優雅かつ最短経路で世界をあっちこっちに飛びだす。
生身のヒトを高速で移動させる需要が世界にはあるということ。
その需要の伸びしろがわかれば、投資に役立つと思っている。
だが、残念ながらプライベートジェットの需要は911のテロ事件以降はあるニュースによれば下がっているらしい。
私は航空機が好きなので、人が空を飛ぶ時代が来ると信じていた。
なので、次の10年伸びるのはジェット機の商用化に成功したホンダなんじゃないかと思ったんだが…さて、どうだろう?
(と、言いたかった前フリでした。)ホンダジェットは今後は伸びるんじゃないのかなと思っています。
あと本当に経営がピンチになれば、ホンダとトヨタはまず初めにくっつくと思います。
まあ、本当の個人が空飛んで自由に最短経路を移動するタケコプター的なもののニーズを満たすのは、
フランスのベンチャー企業がつくったフライボードが今のところ最強だと思いますけど。
私が子どもの頃は、これでブンブン飛んで通学とか通勤とかすればいいのにとずっと思っていました。未だにその夢想が適っていないってどういうこと?
余談ですが、最終的にコンピュータがヒトとイコールになった場合…少なくとも稀代の発明家イーロン・マスクはそうなることでしかAIに太刀打ちできないと考えている↓
イーロン・マスクが脳直結インターフェイス「Neuralink」をプレゼン
これは機械人間化であり、銀河鉄道999のテツロウが否定した道であるが、もしそうして機械人間ができれば脳の物理的な移動はやはり不要にある。
ヒトとヒトは、面と向かって会話したほうがいいと思うものだが、情報のインタラクティブなやりとりが正確に行えると今度は会う必要がないので、
あとは回路で電気信号をやりとりすればよくなってくる。そうすると、今度は逆にヒトが移動する必要はなくなる…というのが持論ですが。
そこまで想像力の無限性を広げても株式投資にはまるで役立ちませんが。
そうでなくてもイーロン・マスクのハイパーループがあれば飛行機も高速鉄道も不要になるのですが。
・ヒトの高速移動戦争を制するのはどの企業か?
ということについて、
・最終的にヒトは物理的に移動しなくて良くなるだろう。
ということを踏まえながら、真剣に考えていかないといけないと思っている所存です。
(脳味噌のムダヅカイと半分くらいは思っていますが)
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