分散投資なんてどれもあんま大差がない。将来のリターン率の違いにすぎない。なんて雑なことを今まで考えていましたが…
・将来どうなるかなんて分からない
・資産額の推移(ボラティリティ)も重要
なのは明らかです。結果も途中経過もそうですが未来の価格は保証されるものではないので、微々たる差が将来おおきな差になるので、リスクコントロールはメッシュに行いたい。似たようなファンドと思っていても結構短期的に大きな差がでることもあるわけです。
というわけで、
コロナショック中にかったpaypay証券ファンドの結果をふと見てみて「面白いな!」と思ったのでご紹介したい。ざっくりいうと…購入時点からこんな感じの結果になっています。QQQはともかくVTIとVYMがここまで大きな差になるのはちょっと驚きでした。
QQQ:-15%
VTI:0%
VYM:+15%
...ようは現在のところ、QQQ(NASDAQ100)はボロボロ、米国経済のハイテクや中小企業(VTI)を含めるとトントン、高配当銘柄のみでイケイケな有様で安定な配当が望める企業の価値が上昇しているという結果が如実に表れています。ちなみにこれには配当金を含んでいません。
配当金のみでいえばVYM > VTI > QQQ です。
…まあこれ、投資家の心理なので将来どうなるか分かりませんが、感覚的には非常に分かりやすい市場だと思います。
しっかり均衡がとれている状態とも言えますが。高配当銘柄が好まれ、新興企業の株価が下がっているってことを意味します。つまりは世界的な不況。
高成長率とかより不穏な時期がゆえに安定して利益を配当として還元してくれる企業の株式を保有したいという心理が働いている。
キャピタルゲインというより差益を得たいのならこの市場感覚の差というか人の心理の逆を読まないといけないわけですね。
そういう意味では最近学んでいる米国貴族株の投資は大変利にかなっているし全体の価値を毀損しないポートフォリオになっているんだろうな!という気がしています。
全体から俯瞰してみるに想定内の内に市場が動いている気がしていて、株式投資って不思議だし面白いなと思うのにも十分だと感じました。
投資家心理に倣うのならば、高配当銘柄に資金が流入しており、逆にハイテク株から資金が流出している。
逆張りするなら、高配当銘柄は割高、ハイテク株は資源不足などの影響が正しく計算できないので正確なことは言えないが割安。と言えそうですね。
コメント