戯言。Wikipediaの欠点。情報が無駄に詳しすぎて重要な点が分からない。

徒然草2.0

最近、自分のブログで歴史に関するメモを残しています。

ただ、Wikipediaは結構詳しいです。Wikipediaがあるのに「自分のblogでまとめる必要あるの?」と思うこともある。

初めた当初はそんな感じで自分用のメモだったけど、最近ある意義が見えてきた。

…と言っても個人的に役に立つレベルで、とても他人向けのコンテンツにはなり得ないが、もし他人にむけたコンテンツとして歴史情報をまとめる意義になると思う。

当然ながらWikipediaには書籍とか文献とかにしかない情報はあるわけですが、一般人が歴史の勉強をするくらいなら、十分な精度だと思う。以前に20%くらい間違っていると書いたが、歴史に関してはなかなか正確だ。Wikipediaはすごい。

多くの歴史が好きな人が集まって、歴史家の本とか百科事典をもとに編集しているので、いい感じに補完し合っている!

ただし、情報の網羅性が高いとか体系的であるという意味ではWikipediaはなかなか優れたテキストだし、人類の集合知としては価値が高いとは思うのですが、いかんせん情報量が多すぎると感じます。読んでいて新しい情報を得ることもあるけど、自分が重要だと感じるポイントを読み解くのに向いていない。その場合は書籍や別のサイトに頼ったほうがいい。

例えば、人物や出来事について調べようとして、木戸孝允(きどたかよし)について調べようとすると…概略だけで1000文字を越える(汗)。読んでられないよ。

でも、中学校の歴史教科書レベルで木戸孝允について私が必要なのは、長州藩出身の政治官僚として「五箇条の御誓文」を起草・監修した政治指導者という部分。あとは補足として、岩倉使節団に参加したとか、吉田松陰の門弟(友人)だったとか、幕末の頃は桂小五郎で後に狙われないように名前を変えた…とか。もちろん、もっと木戸孝允について深堀りして明治維新について面白いことが分かってくることはあるのだと思います(現に、有名な人物が木戸孝允の人物評をしているところは非常に読み応えがあって面白い)が、でもそんなことより、歴史に詳しくなるなら「五箇条の御誓文」の内容やそれが世間にどういうインパクトを与えたのか?とかのほうが知りたいことになってくるでしょう。まあ、それは人によって違うと言われればそれまでですが…それで五箇条の御誓文についてのページを見るわけだけど、これまた情報量が多すぎて何を調べていたのかわからなくなることがwikipediaにはある。

深掘りもしやすいが広く浅くまとめられたものが必要ではないか?という考えでまとめなおす価値はあるんだよな。こと歴史に関しては少し視点を変えるだけで違う見え方をするパターンが無数にあって、その部分のセンスはWikipediaでは「偏り」として排除される。コンパクトに纏めるほうは「偏る」必要はないけどやはり「不要」な部分をいい意味で排除して「欲しい情報を素早くとってくる」ような情報整理の工夫をこらすことで新たな価値が生まれる可能性があるのではないか。

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