自分のためのリスキリングノートです。以下は戯言です。ERPについて…基幹システム業務の一部に携わっているだけだと、パッケージは使いづらいだけのダメなシステム(=部門内のユーザの率直な声)だと思いがちなので、基本的な知識を改めてアップグレードすることにした。理念と現実は違えど理念を無くしてしまうと、ただの無知というか老害になってしまうことに気がついたとも言える。
…というのは、繰り返しになるが現場でお仕事している無知なユーザと同じ近視眼的な視点になっている目線の自分にふと気がついて「これはよくない」と気付いたということ。別に無知なユーザをdisりたいわけではない「無知であることは罪ではない」というスタンスに立ち、あえて言っています…これをあえてポジティブに言いますと、若い頃にユーザはなぜこんなにも無知なのだろう?と思ったのですが、それはそう、日々の雑事に追われて若い人みたいに基礎的な知識をカバーする時間なんてなく、自分の作業がとりあえず終わらないことには夜明けはこないからである。家に帰れない。成果は部門ごとに評価される。
しかし、ERPというシステムというよりもまず理念として、まず正確に押さえる必要がある要点でもある。ERPはシステムではなく理念である、とくくったほうがいいのでは。ITコンサルでもその周辺の人も、システムというよりまず理念型の枠組みをおさえた上で語っているので、それほど間違いではないのでは。
最後にこの戯言でいいたかったことは…若者にはまず理念から入るべきだと老人は思いがちだけど、理念から入っても理念は現場の血と汗を肌で感じられないと無意味どころか有害になる。老人は理念(基礎知識ともいう)をアップデートしないといけないし、若者は(あたりまえだけど)経験が不足している。というか性格がひねくれていると正しく理念を受け止めることができない。
戯言、終わり。
企業で言われていること。
・導入時に期待した効果が出ていない。
・コストが高い。
・使いづらい。
・リアルタイムに情報取得できない。
会社の基本業務(おさらい)
・購買
・在庫
・生産・構築
・販売
・給与・賞与計算
・会計
→これら6つの業務を統合したシステム=ERP
ERPとは、
→基幹業務の全体最適化を目指したものであり、
→組織としてのチームワークがないと実現できない。
→したがって、組織としての共通認識が必要である。
ERPの対義語があるとすれば、部門システム・部分管理システムである。
もともとは部門ごとにシステムが作られていたが以下の問題が生じる。
・二重作業の発生
・作業負荷の発生(時間とお金を失う)
・集計の都度数字が変わる(リアルタイムに参照できない)
→企業にとってオフィシャルな数値をアウトプットできないと言えるのでは?
部門システムの場合の具体例(ERPを使用した全体最適化が行われていない例)
・営業部門の請求書発行システムと経理部門の売掛金管理システムが別れており、
それぞれのシステムが持つ取引先マスタが別々に管理されているなど…が考えられる。
・(納品書・受注伝票から得られた)インプット(入金データ)の扱いがそれぞれのシステムで異なる。
・具体的には、請求書発行システムが持つ入金データに加えて、
経理部門の売掛金管理システムは請求データを持つ必要がある。
納品→請求→売掛金の発生という順番になるためだと思われる。
・アウトプット…営業部門の場合は請求書残高と経理部門の売掛金管理システムは、
同じデータを持つテーブルのはずだが部門ごとにシステムを構築すると別れてしまう。
(参考資料:『ERP入門』久松正道/村上均 – 秀和システム)
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