ITのプロジェクトといった場合、具体的には情報システムの開発を行うことを指す。
またシステムによってユーザへ利便性を提供することをサービス運用と言う。
その運用ができていることをシステム監査と呼ぶ。
箇条書きに分解すると…
・プロジェクト…システム開発を行うこと
・サービス運用…利便性の提供
・システム監査…運用状態のチェック
…というように複雑な物事を箇条書きに分解して理解すると分かりやすい。
プロジェクトマネジメントにおいておぼえるべきことは「…」の右側に書いた具体的な事柄ではなく、左側に書いた抽象度の高い概念をまず知識として抑えておく。そうしてから現実に自分が携わっている具体的なプロジェクトを分解して当てはめること(左側を自分で付け加えて)活用することが求められる。
プロジェクトの4つの性質
特定の目的がある
成果物がある(プロダクト、システム、サービス)
時間と費用
期限がある
まとめると…日常の業務では解決できない問題を解決するために立ち上げるのがプロジェクトである。それでは自分が取り組んでいるプロジェクトをこれら4つの項目に具体的な事象を当てはめてみるといいでしょう。実際のプロジェクトを4つの項目に書き出しチームメンバーに共有をすることで、プロジェクトの趣旨を間違った理解する人がいないようにすると良いでしょう。
例えば教育するビジネスを考えたAさんとBさんがいたとする。
Aさんは…
特定の目的:お金を儲けたい
成果物:英語が学べる教材
時間と費用:50万円と執筆期間1ヶ月
期限:6ヶ月
…くらいに考えていました。
同じくプロジェクトに参画したBさんが…
特定の目的:日本人の2人に1人は英語が話せるようにする
成果物:安価な英語のeラーニングシステムを開発する
時間と費用:800万円と開発期間に3ヶ月
期限:2030年まで
と…少し壮大なことを考えていました。
同じ英語の教育ビジネスをしたい!という思いでしたが、やろうとしていることの規模感が全く違っては、一緒の夢に向かって走り出すことはできません。まず自分たちが取り組むプロジェクトがどういうものになるのか?正確にすり合わせる必要があるのです。
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