私達は資本主義経済の中でどう生きるべきだろうか?
生まれたときからそこにあり、これからも可能な限り続いていくであろう、資本主義経済について私達はどう生きるべきか?を、正しく教えてくれる人はあまりにも少ない気がする。
それ以前に資本主義が分からないままに、仕事のスキルを身に着けさせられるわけだけど、けっきょく心にわだかまりが残ったままになっている。
令和の1万円札は渋沢栄一が肖像になるが、彼は『論語と算盤』で儒教の道徳精神を資本主義の精神と融合させた。しかし、その一方で儒教精神は時代遅れの思想だと揶揄されたりするし、実際に道徳的に優れた人が経済界のトップに立っているわけでもないように見える。
山本七平は、鈴木正三や石田梅岩(いしだばいがん)の石門心学を挙げて日本の資本主義の成立を語っているらしい(まだ本を読んでイないので内容がわからない)
東北地方(というか山形県の人)だと上杉鷹山(うえすぎようざん)が好きな人がいる。
経済学の父であり『国富論』を著したアダム・スミスや、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』のマックス・ヴェーバーの発言を引用してみたりする。
経営の神様であるピーター・ドラッカーや、現代で成果を出している経営者の言葉に感化されたりするも、別に自分の中に確かな軸となる考えが生まれるわけでもない。
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