戯言。弾道ミサイルの可能性がないモノ。

徒然草2.0

北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが飛び出したそうだ。

前は飛翔体って呼ばれていた。北朝鮮を配慮した表現だったらしいが、飛翔体と聞いて私は勝手にキラキラと輝く白銀のロケットないしは円盤状の何か、もしくは、大きな白鳥のようなもの…を勝手にイメージしていた。

弾道ミサイルの可能性があるものという表現にしておいたほうが、防衛費の増税に理解が得られるからそう変わったらしい。自民党は憲法を改正する機運を高めて、自衛隊を明記したいらしい。自衛隊を明記するというのは、憲法第9条の矛盾を是正したいという意図だろう。そもそも書かれていることの意味を変えたいということなのに、ちょっと書き変えるor書き加えるだけみたいな、控えめな表現に政治家が変えてしまうのはなぜなのだろう。

北朝鮮は日本にロケットを発射する計画を日本へ通知しているらしいので、それが事実でその言葉を信じるならば「弾道ミサイルの可能性がないもの」を飛ばしていることになるが、それを無視してニュース速報で「弾道ミサイルの可能性があるもの」が飛んでいると言っていることになる。これは北朝鮮が誠実で日本政府が日本国民に対して不誠実で欺いた態度ではないだろうか。端から国民は真実を知る必要はない、ということらしい。ただ北朝鮮の脅威にびくびく怯えて、国家の決定に従ってくれさえばいいという考えの現れなのに、日本政府は国民に対して連帯を求めるっておかしくないですか。事実を事実のままに伝えたうえで協力を求めないと人って動かないですよ。はじめから国民は権力者になめられていることをまず自覚しないといけません。

あと、権力者のご都合主義というか政府の怠慢というのか、わからないけれど、実際のところはどうなのか?をわからないながらにいろんなパターンで推測することは、まったく無意味なことではないだろう。見えないように隠そうとする意図がある以上は、それを暴いて白日のもとにさらけだす。さらけだせないまでも、色々な見解が考えないといけない。

なんらかの条件が揃えば私達に恐ろしいことが起こり、それを避けて通れないまでも、自分にとって一番確実で安全な手段を選ぶということしかできない。国民の連帯を弱めている存在は誰か?卵が先か鶏が先か?という話になるかもしれませんが、それって国民じゃなくて日本政府じゃないですか。

徒然草2.0
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