強いて言うなら…とか、あえて言えば…って、よく自分でよく使っているけど、意見を表明したくない気持ち=責任をとりたくない気持ち、が全面にでていて我ながらダメな表現だなと思うことがある。
自分で言うぶんにはいいけど、他人として聞いていると、まどろっこしい。
なぜ「これがいい!」ってなんで言えないかな。
で、それを突き通せいないかな。
この人は優柔不断なのな。
これだ!みたいなのがあれば自他ともに楽なんだけど、というシーンに何度も出会う。
自分で使っていると、自分がはっきりしなかったから悪かったんだなぁ、と自己嫌悪になる。反省したい。でも、言い切ると逆にややこしいことが多いことも事実で、無用な対立を生むこともある。が、まあどっちが好きかを個人的に言ってしまえば白黒はっきりさせたほうがいい。角が立つを避けるほうで、自分が納得できるならそれでもいいけど。
私はカレーライスが好きだ!って公言していたところ、お弁当にカレーを買ってこられたところで、常にカレーが食べたいわけではない。いや、どんなカレーも好きだけど、例えば今日はCoCo壱番屋よりもゴーゴーカレーだよなとか、色々あるわけでして…物事を決めても物事を決めなくてもややこしい。
あえて言えば…カレーが好きだ!と言って、カレーが与えられたら手放しで喜ぶのが理性的な大人。でも正直しんどいな、と思います。そうなると、特に好きな食べ物がないけど強いて言うなら、カレーが好きかな、となる。
条件付きならば、正しいかも。つまりは、ならばをつけて、語る。お腹が空いている時ならばカレーが食べたくなる。あっさりしたものを食べている日が続いたならば、カレーが食べたくなる。しかし、何の食べ物が好きであるか?を話すシーンで、条件付きで嗜好を語るなんてぼやけているような(汗)。暑い時ならばかき氷が食べたいって、そりゃみんなそうだろ…ということにしかならないわけだ。
味覚の話ですらなくなっている。
というわけで条件付きで真偽を語るくらいならば、まだ枕詞として「強いて言えば」とか「敢えて言えば」を添えるほうが正確な表現だけど、もっと使える表現はないだろうか?
「この前、旅行先で食べたスパイシーカレーが美味しくて最近ハマって自分でも作っている」とかかなぁ。これならば、カレーが好きであるというよりは、トレンドに左右される話だし、こだわりがある人なのだなという印象。カレーならなんでもいいわけではない人。どこに旅行へ行ったのか?という話を振っても良い。
「敢えて言えば」も「強いて言えば」も何もない。
とりあえずカレーをスパイスから作るところからはじめよう(どうしてこうなった?)
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