戯言。うけらが花の色に出なゆめ

徒然草2.0

おみくじに万葉集に書いている歌がのっているの何でだろう?

たぶん、その歌から自分の生き方をリーディングせよ!ということなのでしょうが。こんな歌が書いてあった。

戀しけは 袖も振らむを 武蔵野の うけらが花の 色にでなゆめ

(作者不明)とのこと。

2024年の年始に引いたおみくじはいつもなら神社に結わえ付けてくるのだけど、今回はなんとなく持って帰ってきて見えるところに貼り付けている。1年を生きる教訓にしようと思っているが、作者不明の和歌が書いてある。

詳しい言葉の理解はわからないが「恋するきみよどうかうけらの花のように目立たないでいてくださいね」みたいな意味らしい。だいぶ高貴な人の歌のような印象をうけるが作者は不明だ。単純に自分の生き方の指針として教訓を引き出そうとするならば、うけらの花のように「控えめな態度で1年を過ごせ」ということになるだろう。おみくじの結果は「吉」で全体的に悪くはないが大きな成果は望まない=調子に乗ってハメをはずすなという暗示が示されているので、選ばれた歌がそれに合っていると思う。

うけらは古語で、現在はおけらと呼ばれている。ググってみたが確かに美しいとは言い難い地味で小さな花である。あじさいのように小さな花の集合で1つの大きな花を形作っているように見える。ただ、春に出た新芽は天ぷらにして食べることもできるし、煎じて飲んだり漢方薬にもつかわれるので、使える花だなと思った。

話は戻るけど、万葉集ってオラクルカードと同様にリーディングに使えるよね。神社のおみくじには昔から書かれているから、これを真似たカードないしはWebコンテンツをつくっても面白いかもしれない。色々な知識もそこから枝葉を広げて色々なことが学べそう。

ちなみに恋の旧字体は戀って書く。神事の供え物だとか、調べてみると色々な解釈があるようだが、心の上で糸と言葉が引き合っている様子だという説明にはしっくりくる。恋は今も昔も男女の駆け引きだったことの現れが恋という字をカタチ作っている。この解釈が正しいのか分からないが俗的な感じの字でおもしろい。

趣味:戀靉(れんあい)

…とかプロフィールに書いてあったら、すごい曲者な感じがして、その人をどう捉えていいのかわからない。

徒然草2.0
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