情報|プロジェクトガバナンスを維持する責任は誰にあるか?

徒然草2.0

※PM試験の学習メモ

Q.JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)による、プロジェクトガバナンスを維持する責任は誰にあるか?

A.プロジェクトスポンサまたは、プロジェクト委員会

プロジェクトスポンサ/プロジェクト運営委員会は、プロジェクトの承認、経営レベルの意思決定、プロジェクトのガバナンスを維持する役割があるため。

PMにガバナンスを維持する責任はないの?

プロジェクトの実行管理をするのがPMの役割。プロジェクトのガバナンス維持の責任はあるが、維持を主体的に行う役割を担っていない。

PMは、ガバナンスに従い支援して報告する立場にある。※状況報告やリスク報告やエスカレーションや変更報告など。

なお、これらは普遍的なルールではなく、JIS規格に限らず多くのプロジェクト標準において類似の構造になっている。小規模なプロジェクトではスポンサをPMが実質的に代行する場合がある。

プロジェクトスポンサとプロジェクト委員会の違い

・PMの上位にある。

・プロジェクトスポンサが上、その下にプロジェクト委員会がある。どちらか1つの時もあれば両方あることも。

プロジェクトスポンサ

プロジェクトの責任者で、予算確保や組織の政治問題の解決など、重大な意思決定を行う。

会社の役員クラスが担う場合が多い。

プロジェクト運営員会(Steerring Committee)

意思の決定を行う集団で、スポンサをフォローする存在。

事業部長、財務責任者、IT部門の責任者が担う場合が多い。

なぜプロジェクトを管理する組織は階層構造になっているのか?

権限と責任を分離することで、プロジェクトが破綻しないようにするため。

権限と責任をわけないと、予算やスコープが暴走したり、リスクが隠蔽されたりする。

また、部門間の対立や予算の争いが発生するため、政治的な問題を決める組織体制が必要になる。

大きなプロジェクトであるほど階層化が複雑になることも⋯

大規模なプロジェクトだとPMの上に三層や四層あることもある。

(例)経営委員会-プロジェクトスポンサ-ステアリングコミッティ-プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)-プログラムマネージャ-プロジェクトマネージャ-チーム

※PMOは日本だとPMの下につく雑用係になりがちだが、本来はPMの上でプロジェクトを管理する役割を担う存在

※プログラムマネージャは複数プロジェクトを回す管理者のこと

偽ステアリングコミッティ問題

日本では根回し文化があるため、ステアリングコミッティは月イチの報告承認の会議のようになってしまう場合がほとんど。

以上

徒然草2.0
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