個人的なキリスト教に関するメモです。
まずは結論から、細かく書けば他にも分派した教団はありますが、キリスト教の3つの派閥は以下のようになっていると捉えるとわかりやすいと思います。
・ユダヤ教
・キリスト教
・東方教会…正教会
・西方教会
・カトリック
・プロテスタント
…まず、キリスト教に関する本を開くと、ユダヤ教徒から分離してパウロがキリスト教を作ったということになりますが、だいぶそのへんを端折って書かれていることが多い気がします。キリスト教に染まっていない人から話を聞いたほうがすっと頭に入ってきます。ここはちゃんとユダヤ教からキリスト教が分派したというように、1カウントすべきではないだろうか?と思います。
「イエスはユダヤ教における預言者の一人」くらいのニュアンスで捉えていたほうが理解がしやすい。神の子であるイエスや使徒パウロを元ユダヤ教とは教会の人は書きたくないのか?
…続いて、ローマが分裂すると同時に国教であるキリスト教会が東方教会と西方教会に分かれた…これで2カウント。なお、東方教会は現代において正教会と呼ばれているそうだ。SNSでギリシャ正教を「吾こそは”正統”なキリスト教」などと言って信仰している人を見かけたが、街で出会うキリスト教の大半はカトリックで1、2割ほどプロテスタントがいて、あとは末日聖徒(モルモン教)などの新興宗教やニューエイジ系(?)のなにかやっている(?)信者。
平野耕太「ヘルシンク」では、英国国教会(プロテスタント)のヘルシンク家に使える吸血鬼アーカード VS バチカン「イスカリオテ」のアンデルセン(カトリック)が描かれている。
鎌池和馬「とある魔術の禁書目録」では、インデックスたん(カトリック)に対して、ロシア成教(東方正教会/ロシア正教)のサーシャ=クロイツェフという敵対者が出てくる。
この手のアニメを見ていると「あれ?なんで同じキリスト教なのに敵対してんの?」という素朴な疑問が日本人というか無知ですと生まれますよね。少なくとも私はそんなようなことをアニメを見ていて思いました。まあ、別に人や組織が仲良くする理由が無ければ、なにか理由があって対立しているもののような気もしますから、呑気な平和ボケ的な発想かもしれませんけど。
…っと、話が逸れましたが、さらに、宗教革命でマルティン・ルターがカトリックからプロテスタントに分かれて3カウントということになる。
で、また話が逸れますが…よくよく考えた結果、どれが正統か?なんてもはや意味を成さないし、どれを信じるべきか?みたいなのは無意味であるし、信じないべきか?もまた無意味だと思っている。(信仰の体験としての無意味さというよりも、どれこそが有意味であるかを論じる意味がないということです)信仰するものとして意味が有るなら、其れはその人にとって有ると言えるんでしょうし、それを否定するつもりは毛頭ありません。したがって、宗教とは「私」にとっての体験であって、「他者」の信仰体験であり、「他者(多くの日本人)」の無関心という現象によって現れるものである。という話をするとややこしくなるので、端折ります。
というわけで、上記の構造を整理して頭にいれておくと”いい”と思ったので書き出してみた次第です。
(了)
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