木こりが山に入り泉の近くで木を切っていた。
ところが手を滑らせて斧を泉に落としてしまった。
困ったことになった。
木こりは腕を組んで泉の底を伺っていると。。
水底からボコッ…と泡が出てきたと思ったら女神が出てきました。
手に金の斧を持っていました「あなたが落としたのは、この金の斧ですか?」
木こりは驚きながらも正直に「いいえ」と言いました。
女神は水底に引き返ししばらくしてからまた水上に出てきました。
手には銀の斧を持っていました「あなたが落としたのは、銀の斧ですの?」
木こりは「いいえ、違います」と言いました。
また女神は水底に沈んでいき直ぐに戻ってきました。
手には木こりが落とした斧を持っていました。
女神は「これ?」と言いたげでした。
木こりは「それ!」と言いたげでした。
お互いにやりとりが面倒くさくなっていたので、
時間がない現代は罪だなあと書いている私は思ったのでした。
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