私は就職氷河期世代ではないのですが、氷河期が終わった後にその名残を感じていました。
自分が通った専門学校(自分は職業訓練校と言っているが)には、文系の大学生が溢れていて、ふつうは高校から進学した人が9割ぐらいなのに実に6割ぐらいだったけ。忘れたが。。。
しかも、自分のクラスはわりと優秀な人が集められたクラスらしく、8割ぐらいが一回り年上の人だった。
どこぞやの高校を卒業した人よりも、切羽詰まって専門学生の門を叩いた文系学生の方が、優秀だと判断されるらしい。
「氷河期なんてあった?定義は?」みたいな話があるようです。
たしかに言われてみれば「感覚」でしかないのですが…あったのだと私は思っています。
そうじゃないと諸先輩方の就職氷河期論が成立しません。
今も昔も就きたい職業に就けないなんて割と当たり前だったじゃないか、と言われればま、そーですが、夢破れて思い描いたキャリアが描けないばかりか、生活もままならないレベルに陥った人が多かった(ゆえの社会現象はあるはず)。
1つ確かに言えることは、雇用されている人の職を守るため、新卒採用者=若者が蔑ろにされたという側面があったということ。忘れていませんか。愛・おぼえていますか。新卒の採用を減らすことで雇用を守ったので失業者がそのまま新卒になっている。だから、若年層の失業者が増えたんじゃないか。若い人ほど雇用機会を失った。そして、キャリアを積み重ねる機会を失った。これを無かったものにされたらたまったものじゃない。
だから当時は「即戦力」とかいう言葉がもてはやされた(今も使う人はいる)し、自分がなんとなく専門学校に行ったのも「即戦力」とやらになれると思ったからだ。その後、企業は専門学生よりも四年制大学を卒業した人の方が伸び代が大きくて、企業に貢献してくれる人材になることが多いと気付いて「即戦力」は下火になった。
それで雇用を守る動きはそのまま続いて給料を下げて企業は内部留保を貯めて行った。
平成とはそういう時代であった…なんか間違っていますか???
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