「猿の惑星」を久しぶりに見たが…とても新鮮な気分で見た。

いわずもがな、SF映画の名作中の名作。

自分が好きな映画を10シリーズ上げろと言われたら、とりあえずランクインすると思う。

(「ロッキー」や「マッドマックス」。あとSFなら「スタートレック」や「スターゲイト」なども外せないので…1位とは言わないけど)まあでも、ほんとに良くできた皮肉でシリアスな映画だと思う。話のあらすじを知っていても、シリーズを通してみていると、人間の愚かさがわかり、おかしな気持ちになる。人間というものを一歩ひいいて見ることができるようになる。

話の前提

  • 6ヶ月の高速移動を経て700年後の星へ行くミッションを授けられた4人のクルー
    • スチュアート(女性)はカプセルが破損しており時空移転に失敗して屍になった。
  • 宇宙船を降りた時は西暦約3900年…2700年のはずがおかしくなっている?
  • オリオン座を周回する地球から320光年離れた星へ到着した(ことになっている)

※このへんの部分はメモしておかないと忘れるので。4人のクルーが来たが、女性のクルーが死亡。タイラー的にはイブになってもらう予定だった。つまり、この未来の未知の惑星に降り立つ計画は、片道切符のミッションだったことがわかる。

個人的な感想

・政治的に諮問会議でタイラーを利用した、科学省の長官でありオラウータンの「ゼイウス博士」のほうが知的で頭がいい印象を受ける。ゼイウスは信条と科学が相反することを恐れ、猿の文明を知能を持った人間から守るために行動しているだけで、それほど悪い人(?)ではない。(タイラーを同じ星に住んでいる、猿の文明を脅かす人間の1人として、処分することが自分の役割だと思っている)ゼイウスは、タイラーが文字を書いたのを驚きもせず、無かったことにしようと消したのは、おそらくタイラー以前にタイラーと一緒に捉えたランドンに接触していたから(それ以前より人間が愚かで知的な存在であることを知っていたことが後で分かりました)(ランドンは脳手術を施され言語中枢が壊されており、諮問会議の時に言葉がしゃべれないことを分かっていてタイラーと会わせて、自分のシナリオ書きのとおりにタイラーを抹殺し、コーネリアスとジーラを処分しようとした)

・このへんの脳外手術にかんする筋書きは、ロボトミー手術などの批判なども込められているんだと思う。

・湖に植物すらないのは、核戦争で人類が滅んだことの暗示。

名言

・「30歳以上の大人のことは信用するな」タイラーの名言

・「地球だった…人間どもめ!みんな地獄へ落ちてしまえ」タイラーの名言

おわりに

ずいぶん久しぶりに見たが、何度、見てもおもしろい。また忘れた頃に見直そうと思う。

徒然草2.0
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