若者は引く手あまたなのに中小企業は人足らず

「おまえみたいなやつはどんな会社に言っても働けない」と言われたことが何度もあります。別の人に何度も言われるものなので、実際そう思われる仕事ぶりをしていたのでしょう。

仕事に落ち度があるとはいへ、すべてがすべて自分が悪いと思っていないので私にも言い分はありますが、一応は自覚症状がないわけでもない。好き嫌いが自分でもはっきりしています。嫌いなことへのパフォーマンスはまるででない。懐疑心があると行動できません。やろうと思ったことはやるけど、淡々と黙々とこなすのが苦手なタイプです。サラリーマンに不向きなタイプです。別に起業家タイプだとも思いませんが^^;

まあでも、人間なんてどんな人でも嫌なことはできないし、好きなことはやりたいと思うものではないでしょうか。人間の本質はつきつめればそれだけだと思っています。そういう人は、ムラがなく仕事ができるにこしたことはないですが、ムラがあってもどうにかなる世界にいたほうが、そういう人は幸せだと思います。

突き詰めればサラリーマンタイプなんて人は現代に捏造されたものだと思います。君はサラリーマンタイプだから、うちの派遣会社が仕事を紹介するよ!といったようなフレーズで使うのに便利だから、労働市場に作り出された人間の類型が「黙々とやるタイプ」ではないでしょうか?(まあ、別に自分はサラリーマンタイプなんです!って自分で思い込んでいる人もいるので、そういう黒子な自分LOVEな人は企業にとって大切な人材であることには変わりませんが)

まあ、それはともかく、ブラックな会社に嫌々と働いている人が多い世の中です。転職したいのにみんな次がないかもしれないと思って働いていることが意外に多い。今いる場所で花を咲かせるために頑張っている。悪循環を繰りかえしている。

でもこれは雇用主(会社)にも従業員にも不幸な状態だと思います。会社は教育コストや採用コストがかかっているし、離職率を上げると会社として不利益を被るので辞めさせたくない。でも逆に従業員は心が病んでいく。引き止められるとなおのこと双方が患います。会社に辞めると言ったら待遇が改善されることもあるが、会社はいちばん大切な人材として扱わなくなります。またいつか辞めると言い出すのではないかと眉唾もので見られるだけです。結果として不幸の連鎖になります。それなら早めに辞めるが往々にしてよいです。

…とここまで、前置きになりましたが、幸いなことにどの企業も人足らず。転職が当たり前かつ前向きに捉えられる時代になってきました。世の中には探してみると見えない求人がわんさかあります。求人サービスにお金を支払いたくない&支払う余裕はないけど人を投入すれば採算があう仕事がいくつもあるのです。特にIT業界にはそんな求人が多いです。

私は以前に履歴書をコピーして、ネットに求人広告をだしている企業に直で応募したことがあります。人材派遣業界の人からすると迷惑な人ですが、人がほしいという情報をネットに公開しているのだから利用しない手はありません。5社しか応募していませんが3社ほど「会ってみたい」というレスポンスがありました。引き合いが60%あるとするとまずまず売れる可能性がある商品だということがわかります。自分が20代だったからという理由もあるかもしれませんが、年齢が高い人のほうが好まれる業界もあるので、一概に若者だけの特権というわけでもないでしょう。

…というわけで転職するだけなら実に簡単なのに、世の中の人はめんどうくだがりやなのかシャイなのか、自分で行動しないということがよくわかります。こんな人足らずの世の中なのに「就職できない」のは何かがおかしいのです。一度わたしのところへ相談にきてくれれば、良いアドバイスができるのですが。。。

徒然草2.0
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