戯言。生きるのは困難、死ぬのは面倒。

徒然草2.0

漫画『ファブル』に出てきた真黒組若頭海老原の弟分である小島というキャラが、じぶんの殺人行為を肯定するためにこんなことを言っていました。。

生きるのは困難、死ぬのは面倒。俺はコイツの面倒を代わりにしてやったーッ!!

いやー、この言葉なんか深いですよね。調べてみると、深いな―って思っている人が私以外にもいるようで。

ファブルの中で少なくとも5本の指に入る名言を、なんかあまりいい人ではない小島に言われてしまった。

小島の考えがなんかすーっと入ってきてしまう。

まああくまで小島は、自分の殺人行為を肯定するために言っているわけなのですが…これは、小島自信にも当てはまるということ。

もちろん、私自身にもそうだし、すべての人間にも当てはまるってことなんですよ。

あくまで自分の命も似たようなもので生きるのは困難で死ぬのは面倒だから生きている感じ。

結局、小島は海老原が「辞めろ」と言ったのに、風俗のシマに手を出し、真黒組のNo2である砂川と対立。

最後は落とし前つけるために海老原が小島の脳天をぶち抜かないといけなくなり、結果として、小島の困難な人生は海老原が面倒を代わりにしてやったことになる。彼自身の言葉が彼の人生をかけて真実になっちゃったんですね――――。海老原は弟分小島の困難な人生を最後までどうにか面倒見てあげるつもりだったのに残念だったろう。

…にしたって生きるってのは困難だし、じゃあ生きるってのもなんか面倒だし。

ファブルの3大悪である小島、宇津帆、山岡もみんなそんなキャラでどこか憎めないところがある。

宇津帆は自らが死ぬ最悪のプランを用意しておいて銃殺を選び、

山岡はちょっと思惑が外れたが彼のシナリオ通りボスの最高傑作であるファブルに追い詰められて逝った。

困難である生を面倒がない方向へと誘っていったように思えてならない。

自分の場合もどうやって困難と面倒を解決するのか考えておかないといけないなと思うんです。

つーか、ファブルのTwitterのCMはファブルの妹である佐藤陽子を全面に押し出しているけど、失敗だと思うよ。この漫画のいいところを伝えられていない。スケベな漫画が読みたい人がとびつくわけじゃないのでマーケティング的に失敗だと思う次第。ま、成果出ているならいいし、知ったコッチャないけど。

徒然草2.0
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