fo3日記|父の行く末、自己犠牲。メインシナリオをクリア。

徒然草2.0

Fallout3のメインシナリオをクリアした。

前半はミュータント狩り、後半はエンクレイブのパワーアーマー狩り。要するに“人殺し作業”の繰り返し。最後は水の浄化装置で選択肢を迫られるんだが、バグに泣かされた。

一回目、制御室の扉が開かず詰み。BOSの金髪ねえさんが無言のまま立ち尽くす。やり直し。
二回目、やっと話が一回目よりも進んだと思ったら放射線まみれの制御室に飛び込む作業をフォークスに頼んだのに扉が開かず誰も部屋に入れず、結局みんな爆死。ウェイストランドで父を追ってVaultを出た娘の人生、放射能に焼かれてあっけなく終わる。
三回目、今度はFEVを混ぜず、自分で起動。なぜか入れなかった制御室にすんなり入れた。結局、鍵は持ってたのか。バグに二度も殺されたってことだ。父の自己犠牲を継ぎ、私も命を差し出す。FEVで“人類リセット”なんていう安直な選択はしなかった。汚染の歴史は汚染のまま、背負って生きるしかない。…それが一番まともな答えじゃないか? 少なくとも、この腐った世界で“善良”なんて呼べる選択肢があるとしたら…。本当は一方的に慕ってくれているミュータントのフォークスに仕事を頼みたかったが二回目の選択肢とは違う分岐を試していたら、全人類のための自己犠牲と言えば聞こえはいいが、本人からすれば単に自分が死んで意識が消えるだけだけのことになっていた。人生の岐路なんて実際そんなものかもしれないな…。

Fallout3において主人公の父親に対する感情は曖昧でわかりにくい。父を恨むか、尊敬するか。そこはプレイヤー次第になっている。だが現実でもそう簡単に「親を恨む」なんて感情は湧かない(そのへんが細かく描かれていない)。別に物理的かつ精神的になじられたわけでもなければ、父親がいなくなり経済的に困窮したというわけでもない。精神的未熟な気質の人間が愛憎交えないといけないがそういうエピソードがない。むしろいい思い出しか与えてくれなかった。それに対してFallout4は“息子を奪われた親”という一点にのみ感情を集中できるしだからこそオチにびっくりした。私は4のほうが自己投影しやすかった。

DLC? 買ってある。だけどメインだけで十分血を流した。次にまた現実から逃げ出したくなった時に、あの地獄のウェイストランドへ戻るとしよう。

徒然草2.0
スポンサーリンク
シェアする
gomiryoをフォローする
ごみぶろぐ

コメント

タイトルとURLをコピーしました