年間契約をすることで割引価格でEC2を使うことができるリザーブドインスタンスには2種類ある。通常のスタンダードリザーブドインスタンスに対して、コンバーティブルリザーブドインスタンスというインスタンスには、結論から言って比較してしまうと以下の2つの大きな違いがある。
スタンダードリザーブドインスタンスの特徴
→ファミリータイプを変更できない。
→マーケット(Reserved Instance Marketplace)で販売/購入ができる。
コンバーティブルリザーブドインスタンスの特徴
→ファミリータイプを変更できる。
→マーケット(Reserved Instance Marketplace)で販売/購入ができない。
まとめ
AWS公式にはいずれにしてもリザーブドインスタンスはキャパシティ予約ではあり、EC2インスタンスの実行1時間単位で割引が適用されるが、(私の頭の中で整理した場合においての理解では)リザーブドインスタンスはインスタンスの実体そのもの契約であり、コンバーティブルリザーブドインスタンスはAWSとの約束事を契約するものである。
なお、それぞれのリザーブドインスタンスクラスによりメリットとデメリットが有る。
コンバーティブルにおける最大のメリットは、ファミリータイプのレベルでインスタンス性能を変更できること。しかしながら、必要な時に別のユーザから購入したり不要になった売却することができないというデメリットがある(AWSとの直接契約割引と考えれば当然である)実際は、内部的にどうなっているかわからないが、このように理解しておくと分かりやすいのではないだろうか?
参考URL
リザーブドインスタンス のタイプ (提供しているクラス)
補足:スコープによって性質が異なるリザーブドインスタンス
リザーブドインスタンス購入時に選択するスコープによってリザーブドインスタンスの性質が異なるらしい。スコープはリージョンかアベイラビリティゾーンのいずれかを選択する。詳しく具体的には調べていないが、リージョンレベルで適用されるリザーブドインスタンス=リージョナルリザーブドインスタンスのコストよりも、アベイラビリティゾーンレベルで適用されるリザーブドインスタンス=ゾーンリザーブドインスタンスのほうが割引率が高くなるのだろう↓
リージョンおよびゾーン リザーブドインスタンス (スコープ)
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