文章でお金がもらえたらいいな……。
昔からそう思う一方で、あまり気乗りがしない。
リレー小説を書いていて、芥川賞とれないかな?と思うことがある。
一方で、自分の文章が金になるとは思えない。
当たり前だが、自分で書いた文章を自分で買おうと思わない。
しかし、この文章は買う気になれないと思う文章がごろごろこの世にはある。
無料だから読んでいるけど有料だったら読まないわ。でも読んでいる世の中に人はいる。
そうでなければ出版業なんて成り立たないわけだし。ありがたい話です(?)
…まあ、買うのはお客さんなわけだ。
買う人のことをあれこれ考えすぎてもしょうがないではないか。
買う人=読み手のことを考えて書かないといけないが、財布の中身がどこへ行くかまで気にしてもしょうがない。
私には「ノウハウっぽいものが、まるでない」というほどでもないつもりだ。
事実、プログラミングスキルをそれなりに高単価で売ってきたし、
ブログではグーグルアドセンスで毎日少しずつ小銭をもらっている。
サーバ代金くらいにはなる。
文章――というか、サービスとして提供している情報に、読者がどれほど価値を感じているかはさておき、根は楽観的なのか、「自分のノウハウが誰かの役に立つ」という確信みたいなものがあらゆる分野(?)において、なくはない。
本当は、プログラミング以外のことも誰かに教えてみたいという欲求もなくもない。
だから、noteで売れる「何か」があるといえばあるし、ないといえばない。
――まあ、ノウハウなんて、そんなものだろう。
ちなみに、noteで文章を売る方法はざっくり言えば「実体験を売る」か「結論を売る」らしい。
同じ情報を伝えるにしても、リアルで教えるのや、ブログで適当に書くのとはわけがちがう。
無料部分と有料部分をどう分けるか、有料のほうをどれくらいのウェイトにするか――このあたりが重要らしい。
もっとも、自分は小銭を払って文章を買おうという人種ではないので、「課金する側」の気持ちがあまりピンとこない。とはいえ、しょうもない無料ノートを書いていてもしょうがない気もする。
無料というだけで気が入らないが、本当は1万円で提供しているレポートが今だけ300円で読めちゃいます!のほうが「読んでみようかな?」という気にさせてくれるかもしれない。
note自体が「売文のためのプラットフォーム」なのだから、
いっそ売文屋として使うべきなのだ。
ちょっと真面目に、「誰かに役立つ実体験」とやらを書いてみようか――そんな気分になる1冊です。というわけで、文章マネタイズに興味がある方にはおすすめです。自分の書いた文章が300円で売れたら、きっと嬉しいだろう。
「お高級なお土産を贈る代わりに、文章を300円で買ってくれない?」みたいな感覚でトレードして、実績を“捏造(!)”するのもアリかもしれない。
まあ、本来はそんなことをしなくても、「あなたの実体験をぜひ買いたい!」と思わせる文章を生産できなければいけないのだけれど。
――とりあえず、ちょっとやってみようじゃないかという気にはなる。
おすすめの一冊です。
コメント